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インド人と娯楽#1(とにかくダベる)

日本は趣味も娯楽も多種多様ですが、
インド人に人気の娯楽はなんでしょう。

やはりというか、基本は、、
とにかくしゃべること。
日頃からしょっちゅう、集まっては、
とにかくしゃべる。仕事のことから、
家族のことから、日々のニュースから、
プライベートから、政治も、何から何でも。

仕事中にも、午前と午後に1回ずつ、
チャイタイムがありまして、
オフィスボーイが社員1人1人にチャイを
持ってきます。
チャイを片手に、めいめい集まって
ひとしきりしゃべります。
「たまには、外でチャイ飲みに行こう」と言われ、
チャイ屋に行くこともよくありますね。

チャイを出すお店でダベる

南インドはコーヒー文化ではありますが、
北インドはもっぱらお茶で、チャイです。
(南インドでもチャイはよく飲みますが。)
街中にはこんなチャイ屋がたくさん。

この鍋に入っているのがチャイです。

日本だと井戸端会議は女性のイメージが
強いですが、インド人は男性も女性も、
若者も老人もとにかくしゃべる。
娯楽がたくさんあるわけでないから、
ということもあるんでしょうが、
おしゃべりが最高の娯楽、楽しみなんでしょう。

お昼も夕食も一人で食べることは
まずありません。
お昼はほとんどの方が家からめいめい
カレーを持参して来たり、
会社によっては何種類かのカレーと
チャパティを用意した、ビュッフェスタイルの
お昼を出したりしますが、
みんな連れ立って食べに来ます。
持ってきたカレーはワイワイと
みんなで取り分けて、交換して食べます。

ちなみに、インド中部の大都市、
ムンバイでは、家からオフィスにいる夫に
お弁当を届けるサービスがとても発達して
おりまして、家庭から弁当を預かっては
電車を上手く活用してオフィスに届ける
すごいシステムがあります。
「ダッバワーラー」と言いますが、
とにかくすごい。


これをうまく舞台にした、面白い
映画もあります。
邦題は「めぐり逢わせのお弁当」。
映画好きの方は是非。

そんなわけで、インドの会社では
チャイを入れたり、お昼にみんなで持ってきた
お弁当のカレーを分けるための皿を用意する
オフィスボーイが必須です。
もっぱら、この雑務をするために雇われています。

来客との打合せ中でも、必ずボーイが
チャイは何がいいか、聞きにきて、
チャイを持ってきますが、
話し中になんだ!と思ってはいけません。
彼の仕事を奪ってはいけないのです。
この辺りは、以前書いた通りでして、
ジョブセキュリティが大事です、と。

話がかなり脱線してしまいましたが、
インド人はとにかくしゃべる、
チャイを片手に、お昼を食べながら、
午後もチャイとビスケットを食べながら、、
それが最大の娯楽のようです。

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