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統合IDの未来について

皆さんは統合ID管理という言葉を知っていますか?

一言で言うと

システムやサービスを利用する際に使われるIDを一元管理することです。

例えばyahooのサービスを利用する際にはyahooのIDがありますし

Googleのサービスを利用するにはGoogleアカウントがあります。

企業に閉じた話だと、勤怠管理システム、人事給与システム、業務システムなど

多くのシステムやサービスにIDが発行されます。

今までは社内だけでも複数あったのに、昨今ではSaaSでのIDもあることから

どんどん多様化しています。

そんな中、一つのIDで全てのサービスが使えると楽ですよね。

そんな仕組みを作っていくのが統合ID管理の大きな考え方です。

今日はその統合ID管理の未来について自論を書いていきます。

結論から言うと、

個人の場においてはソーシャルログインが主流になっていくと思います。

GoogleやFacebook、LINEなどです。

これらのアカウントがあれば、他のサービスも利用できる仕組みが理想的です。

なぜそれが理想的なのか?

大きく2つの観点があって

利便性がいい

マーケティング活用

が挙げられます。

「利便性」については、冒頭にも書いたように一つのIDで

いろんなサービスやシステムにログインできるようになるのは楽ですよね。

これにはシングルサインオンやOAuthなどの技術があり

実際にFacebookやLINEでログインするサービスも増えてきています。

「マーケティング活用」についてですが

今まではある程度のセグメント単位に分けたアプローチを行ってきました。

いわゆるマスマーケティングってやつですね。

ですが、これからの時代は「個」へのアプローチが重要になってきています。

ではどのように個人へのアプローチをするのか?

そこで必要になってくるのがIDなんですね。

例えば買い物をする時に、

クレジットカードで払ったり

電子マネーで払ったり

あるいは現金で払ったりしていますよね。

クレジットカードも複数持っていたり

電子マネーもSuicaだったりPayPayだったり

その場によって使い分けている人も多いかと思います。

このように購買データ一つとっても、個人の動きを全て追うのは現状難しいんですね。

それを近年DBで購買情報を管理している企業が

他のデータを買い取って「名寄せ」という処理を行っているところもあります。(同じ人のデータを統合する処理)

ですが、名寄せの処理は結構複雑で簡単に仕組みを作れる物ではないです。。。

なので、これが例えばPayPayやVISAのクレジットカードも

個人のGoogleアカウントに紐づけられていたらどうでしょう?

全てのデジタルな購買情報はGoogleアカウントに集約されるので

マーケティング活動の際に分析がしやすくなります。

まとめますと、

・利便性やデジタルマーケティング精度向上にIDは統合されていた方が良い

・ソーシャルIDがサービスやシステムと連携するのが主流になる

というのが今後の統合IDの未来かと思います。

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