ビジネスマンこそ利己的であれ

会社などの組織に属しているとよく言われるのが、

周りをもっとよくみろよ

チームのためを思って行動しろ

お客さんのことをちゃんと考えろよ

などと言われる場面あるかと思います。

もちろん仕事の基本は「相手」があってのことなのでそこを突き詰めるのが大事だと思っています。

では、相手の利益のために人は本気になれるのでしょうか?

自分の利益は度外視で相手のために費やすことが正しいのでしょうか?

私の答えはNOです。

今回は利己的な思いをもつことについて書いていきたいと思います。

「相手のために」、という考えだけでは本気になれない

仕事の基本は「相手のために」です。

相手があってこそ仕事が成立するのですから、お客さんの満足いく仕事をする必要があるのは絶対です。

お客さんやチームのために動く、というマインドはビジネスマンにとって必須だと思います。

ですが、それをただ人から教えられただけで、その時点から人は変わるでしょうか?

恐らく大半の人は変わらないと思います。

それはいろいろな要素があるかと思いますが、結局自分ごととして捉えていないからだと思います。

教えられる⇒その意味を考える⇒自分の利益にもつながる

というロジックを立てられる人は、お客さんや周りのための行動が自分にも有益であると考え、そのように行動するようになっていきます。

ですが、

教えられる⇒それが自分にとってどうなるんだろう?

と思っている人にとっては、お客さんのためにすることの意義が分かっていないため、本気になることは恐らくないでしょう。

そうしてみると、人は自分自身の利益になるから本気になれるのではないでしょうか?

例えば好きな人に振り向いてもらうためにダイエットや自分磨きをする人がいるとしましょう。

その人は「相手に好かれるために」ということでやっていますが、根本的には「自分がその人と付き合いたい」という利己的な思いがあるからだと思います。

自分の利益につながるからこそ人は本気になれます。

利己的な思いがなければ人は他人のことも考えられないし、そもそも本気にはなれない。

逆に利己的な思いが根本にあるからこそ、自分の利益を最大化するにはどうすればいいのかを本気で考えるため、パフォーマンスも上がります。

それが結果的にお客様のためになる。

そういうものだと私は思っています。なので、ビジネスマンとして「お客様のために」というマインドの奥底には

自分自身の利益を追求する必要があります。

それこそがお客さんのために本気になる根本的なスタートだと思います。



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