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一般の人でも学べる心理学や精神医学

最近は病院やメンタルクリニックのようなところじゃなくても、いろんな場面でいろんな人と接する機会も多い。職場や近所づきあいのように友達ではないけど、どうしてもつきあわないといけないような関係ではたまに理解できないような人に出会うこともある。

また、看護や教育、なんらかの支援や相談、癒し系、占い系となると人の話を聞くことが多く、その中でも精神疾患やパーソナリティ障害のようなタイプの人となると、どう接していいのかわからないような場合もある。

心理学は自分についての理解も含むが、他者についての理解にも役立つ。

先ほどの他者のために相談を受けたり、心理的な援助をする立場の人はなるべく最新の精神医療の本を読んでおくと勉強になる。

精神医療も病理が複雑になってきている現代ではいろいろ変化もあるので、あまり古い本だと昔の病名で表示されていたりするので、なるべく最新のというのはそういうこと。

私もフラワーエッセンスプラクティショナーとして仕事をしていて、やはりなんらかの精神疾患を持っていたり、その傾向がある方などと接する機会もあり、少し本も読んでいたけれど、まとめて学ぶ機会として放送大学の講義を利用している。

放送大学の「精神疾患とその治療」という授業が2020年度版だったので、昨年の秋からすべて聴いた。

すごく面白くて、とても勉強になったので、春からの放送で聴いてみたい人は聴いてみて。放送大学はだいたいテキスト通りのことをしゃべってはいるんだけど、ときどきまったく違う話が入ってたりしてけっこう面白かった。

石丸先生のすごくわかりやすいはっきりした話し方 (職業柄なのかも) で全然眠くならずに聴けた(^^;)

精神医学についておおかた知っておくべきことが網羅され、統合失調症、うつ病、双極性障害、うつの多様性、不安障害、強迫性障害、ストレス障害、発達障害、アルコール依存、パーソナリティ障害、摂食障害、老年期の精神疾患など回をおって学ぶことができる。

DSMの診断基準や主要な薬、例となる症例などの参考図や文もテキストには豊富にあり、テキストだけでもかなり勉強になる。

同じく石丸先生が主任講師を務める「今日のメンタルヘルス」も気になる。

私は放送大学の単位を取るつもりはないので、ただテキストを購入して、radikoで聞いてただけ。radikoに登録しておけばその放送が始まるとお知らせもくるし、聴き逃しても1週間はアーカイブが聴けるので便利。


放送大学の心理学のクラスはそんなに聞いてないけど、だいぶ以前に聴いていた「心理カウンセリング序説」はすごく参考になったので、やはり心理的援助をする方は心理療法家でなくても勉強になると思う。

放送大学の番組表を確認したら、「心理カウンセリング序説」は講師も内容も少し変わって、(以前の講師の方はユング派の方だったからユング派よりの話も面白かったけど) 2021年版で私が前聞いたのはラジオだったけど、テレビでやるようなのでまた見てみようかな。放送大学のテレビは録画予約をしておいたらいい。

こちらの授業はカウンセリングや心理療法のことについての基本を学べるので受けておいて損はなし。ユング心理学、ロジャーズのカウンセリング法、行動療法のアプローチといったそれぞれの特徴についての回もある。

以前の私が聴いていたときのテキストではそれはなくて、器や見立て、読みや問いかけ、コンプレクス、転移、逆転移などの話が興味深かった。


別に単位を取るつもりはないけど、放送大学の授業を聞いて学びたいくらいなら、一度にたくさん平行して聞くのは大変なので、ひとつの科目が終わったら次くらいのペースでよいかと思う。私もそれで精いっぱい。だって週に1回のペースだから。

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