見出し画像

#62 導いてくれるメンター、応援してくれるサポーターをつくる

皆さんにお勧めしたいのは、人生がよりよい方向に向かうように指導・助言を与えてくれる「メンター」、人生全般を応援してくれる「サポーター」を持つことです。彼らの存在は、心の支えになると同時に、自分を成長させようとするモチベーションを高めてくれます。
素晴らしいメンター、サポーターに出会えると、人生はとても充実した、豊かなものになると思います。

私は日頃からとても多くの人に支えていただいていますが、「メンター」「サポーター」として特別な存在といえば、瞬間的に10人以上の方が思い浮かびます。ビジネスでお付き合いが始まった方々が中心ですが、豊富な人生経験と教養、自分なりの「哲学」をお持ちであり、ビジネスを超えてさまざまな気付きを与えてくださいます。

私は、その方々の会社が抱える課題に対し、解決に導けるよう全力で取り組んできました。小さな頼まれごとにも、誠心誠意、力を尽くしました。皆さんは、それに応えるように、「森本さんの成長を助けてあげよう」と思ってくださったのだろうと思います。

「これを読むといいよ」と本を送ってくださる方。

私にいい刺激や気付きを与えそうな方を紹介し、引き合わせてくださる方。

私がパワーダウンしているとき、美味しいものを食べに連れていってくださる方。

誕生日やメディア出演時に花を贈ってくださる方。

私が著書を出版した際には、「読んだよ」「よかったよ」だけでなく、さら
に高みを目指せるようなコメントをくださる方。

私にとってかけがえのない財産といえる存在です。

もちろん、「メンター」や「サポーター」は、作ろうと思って作れるものではありません。私の場合も、お付き合いの中で、いつのまにかそういう間柄になっていた、という感じです。
しかしながら、「意識」することで、出会うチャンスは作れますし、関係性を深めることもできます。

例えば、誰かの著書を読んで感銘を受けたなら、感想文を送ってみるといいでしょう。
また、セミナーに参加するのもお勧めです。実益を得る目的のものではなく、人間として精神を研鑽するようなテーマの集まりでは、人としての奥深さを感じる方、胆力のある方と出会える確率が高いと思います。私は最近では、「禅」にまつわるセミナーに参加し、これまでにない刺激を受けることができました。

「経営者」が集まる場にも注目してみてください。経営者は、起業・事業展開・組織運営・人材育成など、さまざまな苦労を乗り越えてきているだけに、学べることがたくさんあります。金融機関が主催しているセミナーなどは、金融機関が融資先企業の経営者を招くケースが多く、経営者の参加が比較的多いと思います。

私は、そうした場でお会いできた方々に対しては、ビジネス色を出さず、人としてのお付き合いを徹底して意識します。相手が「何か売り込まれるのでは」と感じて身構えられることのないよう、一人の人間として、心を開放した状態で接することが大切。「人生勉強をさせてほしい」というスタンスで、「ぜひあなたのお話をお聞きしたい」と、素直にお願いします。礼を尽くし、出会いに対する感謝の気持ちを持てば、必ず相手に伝わります。

さまざまな人生経験を積み、苦労を乗り越えてきた人は、「一生懸命にがんばる若者」を見ると、応援したい気持ちになるもの。「自分は人生を精一杯生きたい」――そんな想いをぶつければ、きっと通じると思います。

まずは最初の一歩、出会いを求めて行動を起こしてみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?