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マーケティングの本

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#note

すでにやらかしてる

炎上防止を考える時、いつも「自分はすでにやらかした人間である」という前提で考えます。 積極的に相手に突撃こそしませんが… 過去を振り返れば、タイムラインに流れる記事にネガティヴな反応をしたことも、誤情報に騙されたことも、変な記事をRTしてしまったこともあります。反省しかありません。 ですので自分は炎上を、一方的に断罪できるほど聖人君子ではありません。 そんな経験から、サービスで炎上防止を設計するときも、「人は誰でもやらかす」という前提で考えます。事後対応も大事ですが、「

黙食と共食。 用法用量を守り、正しく味わいたい

一連のコロナ禍で新しい集団慣習も生まれています。食の分野でも様々な変化がありますが今回は「黙食/ソロ食」、その対比としての「共食(一緒に食事をすること)」について考えてみたいと思います。 誰かと食べること(共食)は、人類だけの行動。 分子調理学者で『「食べること」の進化史』などを執筆されている石川伸一先生がTwitterで藤原辰史氏の「絶食論」を紹介されていました。 今、多くの人たちが外出の制限を続けている。「共に食べる」という行為が、家庭のなかでしかできない。共食は、

note6周年に、伝えたいお話

noteもいよいよ6周年、去年は成長と躍進の年でしたが…今年は試練の年にもなりそうです。 2020年、みなさんにお願いしたいことこの激動の中、私たちがすべきことは、とてもシンプルです。「noteによる世界の支援方法」を、できるかぎり多く見つけてください。そして、どんどんチームに共有してください。 今は厳しい時代ですが、ポジティヴな環境要因もあります。 それはなぜか? 現環境においては、「ネットをよくすること」「コロナとの戦い」「サービスの成長」は、限りなく重なり合ってい

ビジネス、テクノロジー、クリエイティヴの バランスをとるには?

Line Developer Day 2019にて、「ビジネス、テクノロジー、クリエイティヴの バランスをとるには?」という発表をしました。そのスライドや補足など。 この登壇では、下記のようなことについて話させていただきました。 ・ビジネス、テクノロジー、クリエイティブ視点で、経営レイヤーからどうバランスをとり連携していくか? ・定性的な判断、定量的な判断、その両者のバランスをどうとるか? 端的にいえば、この問題に銀の弾丸はありません。開発手法というよりも、地道な意識共

溶ける情報と成長する情報、有料noteの使い方

6月になって有料noteを始めるにあたって、価値のある情報とは何なのか?を色々と考えています。いくつか参考になりそうな事例も見つつ、自分なりの有料note考の仮説が組めそうなので、ここでシェアしておきます。 情報の価値とは何なのか?今は過渡期で、有料でも良い情報を買うという仕組みづくりと、いい情報にはお金を払う文化の浸透が、少しづつ進んでいる初期段階だと思います。 これはいずれは加速して、かつての新聞のように良い情報=当たり前に有料になると思っています。有料の形が広告モデ

サークルからの連鎖反応

はじめにnoteでサークル機能がリリースされてから、結城の中ではおもしろい連鎖反応が続いているので、そのことを書いておきたい。結城はあまりnoteをオンラインでは書かないけれど、ノリと勢いで書くときには編集せずにオンラインで一気に書くのもいいかもと思っている。 いまがそれだ。 結城浩のサークルをはじめるnoteでサークルがリリースされると同時に「結城浩のサークル」を始めた。その意図と経緯についてはnoteの定期購読マガジンである「結城メルマガ」に詳しく書いたので省略。

フィンランドで、男女混合・全裸サウナ。  そこは世界一「幸せ」な人たちが「孤独」を寄せあう場所だった。

見知らぬ男性と“全裸”でサウナに入ることになるとは思わなかった。 フィンランドの首都・ヘルシンキにある「カウリランサウナ」でのことだ。 1週間の休暇をもらって、フィンランド・サウナ旅に出かけた4日目。 本場のサウナの作法に慣れてきたところに、男女混合・全裸という新しい衝撃がふってきた。 「水着は、誰も着ませんよ。ここではね」 おろおろする私を見かねて、声をかけてくれる地元客とおぼしき女性。 周囲にはすでに全裸の男女が7、8名、何食わぬ顔でうろうろしている。 「マジか

noteの課金機能は、お金を簡単に稼ぎたい人のためのものではなくて、ファンがいるのに食えなかった人のために生まれたという歴史

昨日、私がnoteについて、加藤さん、深津さん、最所さんと対談した記事が公開されましたが。 この記事の後半で、軽く触れている私のnoteに対する「誤解」について、この機会に詳しく書いておきたいと思います。 私がnoteについて誤解していたのは、大きく2点あります。 ■1. noteは課金システムで儲けるためのプラットフォーム? ■2. noteは特別な「クリエイター」のためのプラットフォーム? まず、今日は一つ目の課金システムの誤解について、書いておきたいと思います。