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マーケティングの本

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#グロース

グロースのためにデザインとデータを束ねることは長い道のりだけど楽しい仕事。ープロダクトデザインのステップ【基礎編】ー

こんにちは。SEVENDEXの中村です。 最近お仕事で、スプレッドシートとFigmaを見ている回数がとても多くなりました。 デザイン考えたり、KPI考えたり、ワイヤー書いたり、グラフ作ったり、戦略考えたり、スキルマップ作ったり、コンテンツ企画したり、いろんな領域のいろんな粒度の仕事を行ったり来たり。 とくにデザインとマーケティング、特にグロースの分野の掛け合わせが割合として増えています。 デザインとデータ分析を一緒にやると、それぞれが両方に効いてくる。 そして両方とも

中上級者向けのサービスグロースガイド① ~指標設定の極意~

これから3回のシリーズに分けて、サービスグロースにおいて中上級者が意外と見落としがちな3つの重要なテーマについて書いていこうと思います。 第一回目は「グロース指標の設定」について。 グロース指標の概念グロース指標とは、KGIやKPIなど、サービスを伸ばすための指針として設定する数値のことです。Metrics(メトリクス)とも呼ばれます。 Metrics選定は、グロースのセンスが問われる実は非常に奥が深いテーマです。 グロースに携わっていたら、次の言葉をおそらく一度は聞

TikTok前身musicallyの初期グロース戦略およびコミュニティの作り方

ByteDanceは2017年に米国のmusical.lyを買収し、これをTikTokに改名した。このTikTokの前身とも言えるmusical.lyの創業者にして、現在ByteDanceでプロダクトのトップを務めるAlex Zhuさんが2016年に4つのインタビューで語った内容から、プロダクトについての思想やグロースの方法について見ていきたい。 B2BからB2CへQ. あなたは上海に戻る前に米国でSAPに勤めていて、エンタープライズ(企業)向けソフトウェアに携わっていたと

サービス改善やグロースハックでぶち当たる「これは正しい因果か、因果が逆なのか、ただの相関なのか問題」の解決法

グロースやサービスデザインのメンタリングをする中で、しばしば相談を受けるのが、 「ある機能Aを使っているユーザーの継続率が高いことが分かったが、これは正しい因果関係かどうか、どうやって確かめればいいか?」 という相談だ。 具体的には「ある機能Aを使っているユーザーの継続率が高い」ときに以下の3つのパターンが考えられる。 A)順因果:機能Aを使うことがユーザー継続率の押し上げにつながっている B)逆因果:ユーザー継続率が高いユーザーなので結果として機能Aを使っている C

重要な指標はただ一つ by Josh Elman

BY JOSH ELMAN 翻訳ソース : https://news.greylock.com/the-only-metric-that-matters-now-with-fancy-slides-232474cf414c 我々は皆世の中に価値あるものを生み出そうと取り組んでいる。私たちはゼロのユーザーベースからローンチし、ユーザー数と共にプロダクトが成長していくことを願っている。 そんな中多くの起業家やプロダクトマネージャーから「我々の指標は十分だろうか?」という問い

サービス改善の成功率を8倍まで引き上げるユーザーテストの作法

前回記事で本質的なUX改善によってプロダクトを伸ばしていくサイクルについて書きましたが、今回はその中でも特に重要なユーザーテストについて書こうと思います。 UX改善による本質的グロースハックのプロセス グロースハックは10回の施策で1回でも当たれば良い、とよく言われますが、自分はグロースハックのサイクルの中でユーザーテストを実施するようにしてから10回に8回は狙ったとおりに数値を改善することができるようになりました。 本記事ではグロースハックにおいて何故そこまでユーザー

グロースとは学びを得ること - 後編

こんにちは、THE GUILDの@goandoです。 「グロースとは学びを得ること - 前編」の続きです。 後編ではグロースにおけるABテストの価値について、グロースに取り組む中で得た気付きと世界の動向をご紹介します。 正しいABテスト多くの方がご存知のABテストですが、時折見かけるのが「改善案Aと改善案Bの方法のどちらがより良い結果に繋がるかを検証」するための方法として利用し、更には全てのユーザーをランダムに50% vs 50%にスプリットして行っているケースです。

グロースとは学びを得ること - 前編

こんにちは、THE GUILDの@goandoと申します。初note投稿です。 ここ3年ほど動画配信サービス「U-NEXT」にUXデザイン顧問としてUX、データ分析を中心に取り組んでおり、「データ & グロース」辺りのトピックでnoteに投稿していこうと思っています。 UXデザイン顧問のしごとU-NEXTでUXデザイン顧問という形でサービスの支援をしていますが、一体何をしている仕事か簡潔に言うと「ユーザー体験に関わる領域全般の支援」になります。 例えば、 ・ プロダクト