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[2022年]AIイラストで稼ぐ方法9選

※本記事は2022年に書いた記事です。情報が古い可能性がありますのでご了承ください。

 こんにちは!

 AIイラストをなんとか収益化しようと奮闘しているモリバトです。

 今日はモリバトがAIイラストの制作を始めてから約5ヶ月の間に模索した収益化方法を9個紹介したいと思います。

 初めに断っておくと、お金を稼ぐためにAIイラストを作っているのではなく、趣味全開で作った作品を収益化しようと奮闘しています。もしくは、趣味を支えるためにAIイラストを使った副業的な稼ぎ方を模索しています。

 ちなみに私の趣味全開の作品はこんな感じです。

 「物語を感じる絵」をテーマにしてAIイラストを作り、そこに文章を添えてTwitter等に投稿したりしています。

 収益化の取り組みの成果は、5ヶ月間で約5,000円です! ようやくMidjourney(AI画像生成サービス)の1月分の代金を稼ぐことができました。でも、せめて毎月のMidjourney代くらいは稼がないと、家計が苦しくなった時に趣味を継続できなくなってしまいます。

 お金が理由で趣味が継続できなくなるのはとても悲しいことなので、余裕のあるうちからコツコツと収益化に向けて取り組んでいます。

 という訳で本題に移りたいと思います。モリバトがこれまでに試した方法や、「こんな方法も考えられるな」と思った方法などを実績を交えて紹介していきます。


1. 自分の作品をNFTにして売る

 最初にご紹介するのは、AIで作った作品をNFTにして販売するという方法です。

モリバトのAIアートのNFTはOpenSeaで見ることができます。

 NFTは基本的に1点もので、世界に1つしかないという希少性に価値が発生します。「世界に1つしかない、○○さんの△△という作品のNFTを私が持っている」という所有感がNFTアートの価値になります。
 ※その他にもNFTの価値は考えられますが、ここでは一旦所有感だけに着目します。

 メインとなるターゲット層はご自身のファンです。ファンが多ければ多いほど、ファンコミュニティが大きければ大きいほどNFTの価値は大きくなります。

 モリバトの場合はまだまだファンが少なくて、これまでに売れたNFTは1つだけです。これからも創作活動を続けて、ファンに愛されるアーティストになれるように頑張ります。

2. 背景やPFP(SNSアイコン)をNFTにして売る

 2つ目にご紹介するのは、背景やPFP(SNSアイコン)をNFTにして売る、という方法です。 

「1. 自分の作品をNFTにして売る」と何が違うのかと言うと、所有感ではなく機能を売っている点にあります。

 例えば下記のNFTコレクションは「購入するとPFP(SNSアイコン)として使うことができる」という機能を売りにしています。アイコンとして使えるよう、意識的に顔のアップの作品を中心に作りました。

Cat PFP by Moribato (OpenSea

 こちらのNFTは「猫アイコンを買いたい」という方や「猫アートをコレクションしたい」という方の需要とマッチして、これまで10点を販売することができました。

 販売価格は0.001ETH(現在のレートで約160円)としていて、制作時間を考えると実は全く採算が取れていないのですが、NFTは転売時にも手数料が入りますし、コレクターが増えたら値上げも検討できます。

 最終的に採算がとれたかどうかは何年か後に分かることになるかなと思います。結果が見えてきたらまた記事にしたいと思います。

 ちなみに猫アイコン制作は「自分の趣味と世間の需要の重なる部分」を模索し続けた結果、行きつきました。「猫」という世間需要のある題材、かつ「アイコンとして使える」という制約の中で自分の趣味を爆発させています。とても楽しいです。

3. 無料素材で広告費を稼ぐ

 3つ目に紹介するのは、AIイラストを無料素材として公開して、広告費で稼ぐという方法です。

 「いらすとや」のようなWebサイトを作ると言うとイメージが伝わりやすいでしょうか? 「いらすとや」は誰でも使える画像素材を無料で公開しつつ、Webサイトの広告費で収入を得ることに成功しています。同じようなことをAIイラストでできるのではないかと考えています。

 AIイラストの場合は、スマホやPCの背景画像だったり、SNSのアイコンをメインに取り扱えば、既存の無料素材サイトとの棲み分けができるかもしれません。

 と言っても自分でサイトを立ち上げるのはハードルが高いですし、初期費用もかかってしまいますよね。そこで私が利用しているのは「イラストAC」です。

 イラストACは自分の作品を無料で公開し、ダウンロード数によって収益を得ることができるサイトです。イラストAC自体は「いらすとや」と同じようにWeb広告で収益を出しているのではないかと思います。

 私は1ヶ月間ほどイラストACを利用し、約120点のイラストを登録して190回ほどダウンロードされ、約850円を稼ぐことができました。後で説明しますが、この成果は時給計算すると全く採算が取れていません。

 登録しているイラストはいわゆる「副産物」です。AIイラスト作品を作っていると「綺麗なんだけど作品にならないなぁ」というイラストが大量に生まれますよね。そのイラストを欲しがっている人もいるはずだ、と思ってイラストACへの登録を始めてみました。

 ここで時給計算してみましょう。

 イラストは副産物なので制作時間は0です。ただしイラストを1点登録するのに約2.5分かかります(ダウンロードしてjpegに変換して登録事項を記入してアップロード)。ダウンロードは1回ごとに4.36円です。

 上記から計算すると、アップロードしたイラストが平均10回ダウンロードされれば時給1,000円程度になります。
 10回ダウンロードされれば2.5分で43.6円を稼いだことになり、1時間に計算し直すと1,046.4円を稼いだことになります。
 ※ただしダウンロード時の金額は今後変わる可能性があります。

 これも現時点では時給が低いのですが、長く続けていれば時給1,000円程度の成果は得られるかもしれません。1年ほど継続してみて、結果が見えてきたらまた記事にしたいと思います。

4. イラストデータを有料で売る

 4つ目に紹介するのはイラストを有料販売するという方法です。例えば「PIXTA」や、画像を数量限定販売できる「elu」というサイトの利用が考えられます。

 このアイデアは私自身で試したことがなく、ただの思いつきです。私の中ではまだ「AIイラストを有料販売する価値」が見出せなくて、手を出せていません。今後、上手く価値を出せる方法を思いついたら試したいと思います。

5. 額装を売る

 5つ目に紹介するのは額装を売るという方法です。ここまでのアイデアとは違って実物であり、高額な商品です。

 私は「Artgene」というサイトで何点か額装を販売していますが、まだ1点も売れていません。

 Artgeneも数量限定販売することができ、「希少性」と「壁に飾れるという機能」を売りにできると考えられます。

 メインとなる顧客層はやはりファンだと思います。ファンの方に額装を買って頂ける日を夢見て、1作1作を丁寧に作っていこうと思います。

 Artgeneは画像をアップロードするだけで販売・生産・配送を全てサイト側でやってもらえるので、とても楽です。

 Midjourneyで生成した画像はそのままだとサイズが小さくてArtgeneにアップロードできないのですが、「kakudaiAC」などのサイトを使って画像を拡大すればアップロードできます。

6. グッズを売る

 6つ目に紹介するのはグッズを販売するという方法です。例えばマグカップとかポスターとかが考えられます。

 実物ではありますが、額装と違って高価格商品ではありません。といっても大量生産されて店舗にならんでいるような商品から比べると価格が高くなってしまいますから、顧客層はファンだと思います。

 ファンに愛されて、グッズを買ってもらえるようなクリエイターになりたいですね。

 グッズ販売するには「Suzuri」や「BOOTH」といったサイトを利用することができます。Artgeneと同じく、画像をアップロードするだけで販売・生産・配送はサイト側でやってもらえます。

 私はまだグッズの販売には手を出せていません。画像を用意するだけでなく、文字をかっこよく配置したりするデザイン能力も必要そうだなぁなんて思って、まだ手が出せずにいます。でもそのうち試したいと思います。

7. 仕事を受ける

 7つ目に紹介する方法は、仕事を受けるというものです。企業または個人から「こんな感じのイラストを作って欲しい」と依頼を受けて、イラストを作って納品するという仕事になります。

 しかし、そんな仕事が成立するのでしょうか? 懸念は「AIは細かな要望に応えられない」という点です。例えば「このキャラクターの向きを変えて欲しい」「表情をもう少し明るくして欲しい」「最初の要望にはなかったけど、こんなアイテムを追加で描いてほしい」と言った要望には応えられません。
 そういった要望には応えられない。しかし安い、早い。という点を発注側に伝えて、発注側で判断してもらう必要があります。

 そう言った懸念を払拭するためには「イラストを作る仕事」ではなく「AI指示文を考える仕事」にするのが良いかな、と思っています。例えば「AI指示文を10個考える毎に1,000円」とするとか。

 という訳で実際にランサーズで出品してみました。

AIを使ってファンタジーテイストのイラストを生成します
https://www.lancers.jp/menu/detail/1247899

 タイトルは分かりやすく「AIを使って~イラストを生成します」と最終成果物について書いているのですが、説明文に「メインとなる作業内容はAIへの指示文を考えること」「指示文の上限は50個で、それ以上は追加料金となる」という点を明記しました。
 ※今後、タイトルや内容は変更する可能性があります。

 まだ出品してみたばかりで1件も受注できていませんが、もし受注出来たらTwitterやnote等で報告したいと思います。
 ※無事に受注することができました! お客様にも喜んで頂けています。

8. ノウハウを販売にする

 8つ目に紹介するのが、ノウハウを販売するというものです。AIイラストが流行り始めてから約半年。毎日AIイラストを作り続けている人はかなりのノウハウを持っているはずです。

 そういったノウハウを知りたがっている人はいるはずです。そのノウハウを販売したり、もしくは集客に使うことができるのではないでしょうか。

 例えばnoteで無料/有料の記事を書いたり、kindleで書籍を販売したりすることが考えられます。

 実は私も1つ、noteで有料記事を書いてみました。「物語を感じるAIアートの作り方」という記事です。
 ※2024年に全編無料化しました。

 この記事はノウハウ部分が無料で読めて、実例紹介部分が有料という形になっています。「ノウハウはすぐにパクられてしまうけど、実例はパクることができない」「人気のアーティストは、作品の制作中に悩んだ点や失敗談なども売り物になる」という考えで、このような形にしてみました。

 結果はどうだったかと言うと、1回も売れていません。そりゃそうですよね。まだ人気があるとは言えませんからね。でも、いつか人気が出る日を夢見て頑張りたいと思います。

 残念ながら私の記事は売れてはいないのですが、クリエイターによっては内容次第で売れる可能性もあると思い、1例として紹介させて頂きました。

9. イラスト集を販売する

 最後に紹介するのが、イラスト集を販売するというものです。電子書籍として販売する方法と、紙の書籍として販売する方法が考えられます。

 既に作品はTwitterやPixivなどで発表していて誰でも無料で閲覧できる状態にありますが、書籍にまとめることで「読者が作品をまとめて閲覧しやすい」「今まで作品を見てもらえなかった読者にも見てもらえる」というメリットが考えられます。

 また、紙の書籍にすれば物理的に手元に置けるという価値があります。

 実は私も書籍化をやってみようと思い、やり方を検討している所です。もし実現したらまたご報告したいと思います。

という訳で

 以上でAIイラストで稼ぐ方法9選の紹介を終わりたいと思います。皆さんの収益化に役立つことができれば嬉しいです。

 他にも「こんな稼ぎ方があるよ」などのご意見があれば是非コメント欄で教えてください。これからも色んな方法を試して収益化に取り組みたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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