[2022年]対話型AI「ChatGPT」に小説の設定とストーリーラインを与えたら小説を書いてもらえるのか、やってみた
「面白い設定を思いついたので、AIに小説を書いてもらいたい!」と考えたことはありませんか?
対話型AIの「ChatGPT」が登場したことによって、自分が思いついた設定で小説を書いてもらえるかもしれないと思い、実際に試してみました。そしてなんと、なかなかの精度で指示した設定の通りに小説を書いてもらえました。
今日はその小説の内容と、AIとどんな対話を行ったのかをご紹介したいと思います。
まずはAIが書いた小説をご紹介します。
タイトル「願いの叶う鏡」
第1話「紫苑の冒険の旅立ち」
紫苑は、幼い頃からダンジョン探検に興味を持っていた。紫苑は、家族や友人からダンジョン探検は危険だと警告されながらも、自分の道を追い続ける。
そして、紫苑はやがて、ダンジョン探検の旅に出ることを決意する。紫苑は、自分が強くなることを願い、旅をすることでその願いを叶えることを目指していた。
紫苑は、旅の目的地として伝説の「願いが叶う鏡」が眠っているというダンジョンを選ぶ。「願いが叶う鏡」とは、持ち主の願いを一度だけ叶えるという力を持ったものだという。
紫苑は、旅立ちの日を迎える。紫苑は、自分が強くなることを願い、「願いが叶う鏡」を探す旅に出る。
第2話「紫苑の旅の途中での出来事」
紫苑は、地元から遠く離れた街へと向かった。紫苑は、街で情報を集め、ダンジョン探検に必要な道具や情報を手に入れる。
しかし、紫苑は街でも危険な場面に遭遇する。街のアイテム屋で、紫苑が欲しい道具を手に入れようとしたときに、店主から脅迫された。
そこで、紫苑は街で仲間を得ることになる。紫苑が危険な場面で助けられた人物が、紫苑の旅を同行するよう提案した。
また、紫苑は街で「願いが叶う鏡」に関する情報を得ることができた。街で出会った老人から「願いが叶う鏡」の正体や特殊な能力を知ることができた。
紫苑は、街で得た情報や経験をもとに、ダンジョン探検の旅に再び出る。紫苑は、「願いが叶う鏡」を手に入れることで、自分の願いを叶えることを目指していた。
第3話「新しい仲間との出会い」
紫苑は、街で仲間を得た。その仲間は、紫苑が危険な場面で助けられた人物で、紫苑の旅を同行することを提案した。
紫苑と新しい仲間は、共通の目的を持って旅を続ける。その目的は、「願いが叶う鏡」を手に入れることである。
新しい仲間は、死んだ母親を蘇らせることを願っていた。紫苑は、新しい仲間のこの願いを知り、心を打たれる。
紫苑と新しい仲間は、「願いが叶う鏡」を探すために、さまざまな場所を探検する。その中で、新しい仲間は、自身が過去に探検したというダンジョンの存在を紫苑に教える。
紫苑と新しい仲間は、そのダンジョンへと向かい、探検を開始する。
第4話「ダンジョンの深みへ」
紫苑と新しい仲間は、共にダンジョンへと向かった。
彼らは、ダンジョンの深みへと深く入り込んでいく。道中では、さまざまなトラップやモンスターと戦いながら、進んでいく。
紫苑と新しい仲間は、お互いを助け合いながら、ダンジョンを探検していく。そして、やがて彼らは、ダンジョンの最深部に到達する。
そこで、彼らは、「願いが叶う鏡」が眠っていると言われる場所にたどり着く。しかし、そこには、強大なボスが立ちはだかっていた。
紫苑と新しい仲間は、ボスとの死闘を繰り広げる。ダンジョンのボスは、挑戦者の願いによって姿を変える。紫苑の願いは、強くなることであるため、ボスは、ますます強くなる。
新しい仲間の願いは、死んだ母親を蘇らせることであるため、ボスは、新しい仲間の母親の姿に変わる。
紫苑と新しい仲間は、ボスとの戦いに苦しむが、お互いを助け合いながら、やっとボスを倒すことに成功する。
新しい仲間は、ボスを倒すときに、「親孝行できなくてごめんね」と言って、母親に対する思いを吐露する。
第5話「願いが叶う鏡」
紫苑と新しい仲間は、ダンジョンのボスを倒すことに成功し、「願いが叶う鏡」を手に入れることができる。
しかし、ボスを倒す衝撃で「願いが叶う鏡」が壊れてしまう。紫苑と新しい仲間は、願いが叶わないことを確認する。
彼らは、「願いが叶う鏡」が壊れてしまったことを悲しむが、お互いを助け合って、ダンジョンを探検したことを満足している。
紫苑と新しい仲間は、また別の旅に出ることを決める。彼らは、さらなる冒険を楽しみながら、新たな出会いと冒険を求めていく。
いかがでしたか? 第1話から第5話まで、ほぼ破綻することなく書けていたのではないでしょうか? 私がChatGPTに与えた基本ストーリーは以下の通りでした。
主人公は「願いが叶う鏡」が眠っているというダンジョンを攻略しようとしている
主人公の願いは強くなること
主人公はダンジョンを攻略するために仲間を作る
主人公の仲間の願いは「死んだ母親を蘇らせる」こと
2人はダンジョンの最深部に到達し、ボスと戦う
ダンジョンのボスは挑戦者の願いによって姿を変える
ダンジョンのボスは、主人公の願いによって強さを手に入れ、主人公の仲間の願いによって主人公の仲間の母親の姿になる
2人はダンジョンのボスを倒す。主人公の仲間はボスを倒すときに「親孝行できなくてごめんね」と言う
2人はボスを倒すが、その衝撃で「願いが叶う鏡」が壊れる
「願いが叶う鏡」が壊れたことにより、2人の願いは叶わない
しかし、2人は満足してダンジョンを脱出する
私が提示した基本ストーリーと、AIが書いた小説の内容がほぼ一致していることが分かると思います。
特に、AIが書いた以下の部分。
『新しい仲間は、ボスを倒すときに、「親孝行できなくてごめんね」と言って、母親に対する思いを吐露する。』
ここを読むと、私がどんな場面を想定して基本ストーリーを書いたのかをAIが理解できていて驚きました。
AIとの対話中に発生した問題
ただ、実はそう簡単には設定に沿って小説を書いてもらえませんでした。AIとの対話中に以下のような問題が発生し、対応が必要でした。
設定から外れた内容を書き始めた
→この場合は、改めて設定を与えて書き直しを指示すれば解決しました。小説の「地の文」の末尾に「などの場面が想定できます」と書くなど、小説らしくない文体になった
→この場合は書き直しを指示しても直してもらえなかったので、自分で書き直しました。
その他にも「キャラ同士を会話させて欲しい」「もっと途中のストーリーを膨らまして欲しい」という思いもありましたが、初めての挑戦としては十分な出来になったかなと思います。
次回はもっと長くて複雑なストーリーをAIに書いてもらうことに挑戦したいと思います。当面の目標は1万文字の小説を破綻なく書いてもらって、小説投稿サイトに投稿してみることです。応援して頂けると嬉しいです。
自分の考えた設定でAIに小説を書いてもらえる未来は、近づいていると思います。
AIとの対話の全文紹介
というわけで、最後にAIとの対話の全文を紹介して終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました!
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