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評価される読書感想文の書き方

北海道の夏休みはすでに終盤戦。
本州の方でも後半戦のこのごろ。

読書感想文の宿題に
苦しんでいる人も
多いのではないでしょうか?

わたしも
小学生の頃は嫌いでした感想文。
だって、
「おもしろかったー」
「おもしろくなかったー」
くらいしか思わないもの!!

しかし、
国語科の講師をやって思ったのは、
「書き方を知らないから書けないだけだ!」
ということ。

ポイントを押さえれば、
800字くらいの感想文は瞬殺です!
(2000字以上になるとわたしもちょっと頑張るかも…)

読書感想文を書き始める前に①~どうする!?本選び~

まずみんなが困るのが、
どの本で感想文書くか?
ではないでしょうか。

この答えは、
なんでもいいです!!
対象年齢とか推薦図書とかは
気にする必要ありません。

読みたい本、
書きたい本で書いてください。
読書嫌いの人は
漫画のノベライズ
読みやすくておすすめだったりします。

もちろん賞を狙うのなら
本の選定も必要ですが、
実際、宿題の一つですよね。
さくっと読んで終わらせたほうが
みんなハッピーなはず!

読書感想文を書き始める前に②~メモを作ろう!~

読書感想文の
ありがちな失敗として
書いていて後半に
「やばい。字数足りない(多い)」
という問題。

これをなくすために
メモをしっかり作りましょう!!

新聞や雑誌の記事を
読んだことがあると思いますが、
あれって一発書きではないですよね?

プロだってメモや下書きをするんです。
アマチュアな私たちは
ちゃんとメモ作りからしましょう!

ちなみにメモとはこんな感じ↓

読書感想文を書く!~フォーマット(構成)に当てはめるだけ~

もちろん書ける人は
自由に書いてください!

でも、
「作文とかマジ無理…」
な人はフォーマットがあるだけで
すごーく書きやすくなりますよ。

【読書感想文のおすすめフォーマット】
①:その本を選んだ理由
②:その本の内容、要約
③:自分の体験に当てはめる
④:まとめ

ポイントは③です!
感想だけで800字以上を
普通の小・中学生が書くのは
正直厳しい!

そこで、
本の内容で
自分がの過去の経験と一致すること

を探してみてください。

この際、本の大きな流れから外れて
OKです!

(大きな流れから外れるとは、
テーマが戦争についての話なら、
無理に戦争の話にしなくて良いということ。)

このフォーマットをふまえて、
②のメモ書きを作ってみましょう!
するとこの時点で
だいたいどれくらいの文字数になりそうか
予想ができます。

ここまでできたら、
あとは書いてみるだけ!

ただし、失敗はつきものです。
作文用紙をダウンロードして印刷したり、
下書きをしたり、
提出用に書く前にそのあたりは
気をつけましょう。

読書感想文、書いてみた~絵本でだって書ける読書感想文~

そうは言っても、
どんな感じかイメージがわかないと思ったので、
本気で書いてみました!

今回選んだ本はこちら

絵本なので、読書時間は数分。
メモ含めて、
だいたい1時間くらいで書き上げました。
手書きで清書なら、
もう少しかかるかもくらいですね。

【「大きな木」を読んで思い出した大切な友達】

 「おおきな木」は1本のりんごの木とひとりの少年の物語です。小さいころ、少年は気が大好きでした。毎日少年は木のところに遊びに来て、落ち葉を拾ったり、枝にぶら下がったり、かくれんぼしたり、りんごを食べたり。
 しかし、少年はだんだん大人になります。木のところには遊びに来ることが少なくなります。たまにやってきては、お金のためにりんごを採っていったり、家を建てるために枝を持って行ったり、船を作るために幹を切り倒したり。
 りんごの木は、少年のために自分を与えることを嬉しいといつも言います。でもすこしだけ寂しさも感じているようです。
 そして、最後には切り株になったりんごの木のもとに、年をとった少年がひょっこり現れます。年老いた少年にりんごの木は「こしかけて やすみなさい。」と言います。年老いた少年はそれに従って座りました。木はそれで嬉しかった。「おおきな木」はそんなお話です。
 
 これを読んで、わたしは自分には目に見えない空想の友達がいることを思い出しました。空想のお友達に名前はありません。男の子か女の子かも決まっていません。でも、いつも一人で遊ぶときはひょっこり現れて、一番気の合うお友達でした。小学校3年生くらいまではよく一人遊びをしているときには一緒にいました。あるときは喧嘩してみたり、一緒に仲良く遠足行ってみたり、一緒にゲームしたり。空想の中とはいっても一番の友達でした。
 しかし、いつの間にか中学校、高校、大学、社会人と成長するに従って、そんな大事な友だちのことを思い出すことは少なくなりました。ところが、辛いことや嫌なことがあると、ひょっこり出てきてくれるのです。話し相手になってくれたり、相談に乗ってくれたり、アドバイスをくれたり。もちろん空想なので、自分の頭の中の会話なのですがとっても落ち着く時間を与えてくれました。
 辛い時や嫌な時にしか思い出さないことを「彼ら」「彼女ら」はこのりんごの木と同じく、寂しく思っているのかな?とこの本を読んで切ない気持ちになりました。これからは楽しいことが会ったとき、嬉しいことがあったときも、自分の中にいる大切な「友だち」に報告をしていきたいと考えるようになりました。

 大人になると小さな頃に大切にしていたことを忘れてしまいがちです。でも、小さい頃に大切にしていたもの、好きなものはきっと大人になっても必要なものです。それを思い出させるきっかけになったのが、この「大きな木」という1冊でした。
(1013字)

まとめ

いかがでしたか?

感想文の空想の友達うんぬんの部分は
はわたしのリアルです。

夏休みの宿題で残ってしまいがちな
読書感想文ですが、
コツを掴んでしまえば、
算数の計算ドリルより
早く終わりますよ~。

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