見出し画像

スポーツ心理|マインドフルネス(瞑想)の注意点

前回のコーチング研修では、
「慈悲の心」と言う言葉が出てきました。

水泳を通して、
次の世代に伝えなくてはいけない項目だと
教わりました。


「慈悲の心」の意味を
GoogleのAIに聞いてみると

慈悲とは、相手をかわいがり、大切にし、かわいそうに思うことを意味する言葉です。

自分よりも境遇が恵まれなかったり、立場が弱かったりするような相手に対し、何かをしてあげたくなる気持ちを含みます。

と、出ます。

現代の多くのトップアスリートが
メンタルトレーニングとして取り組んでいる
「マインドフルネス(瞑想)」の注意点が
実はこの「慈悲の心」と
関わっているという内容でした。

・トップアスリートが瞑想を取り組む理由


瞑想がなぜ、
トップアスリートの間で
流行っているのかというと、、、

「今(自分の呼吸など)」に集中することで
過去や未来に取り憑かれている感情を
「今」だけに集中させることで
解放させる効果があります。

脳は過去や未来のことは
考えているだけで
エネルギーを大きく消費してしまいます。

そこで瞑想をして
脳をリフレッシュさせるという
仕組みが科学的に証明されているものです。

しかし、
この瞑想は
善悪の境もなくしてしまう
効果もあるそうです。


・戦争に行く兵士の瞑想

戦争に行く兵士は
人の命を奪わなくてはいけません。

しかし、
兵士も人間です。

人を殺すことを躊躇してしまっては
兵士としての仕事ができません。

多くの敵兵の命を奪い
生還した兵士の中には
心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる
兵士もいます。

これは
人の心に「善悪」があるからです。

人の命を奪うことは
いけないことだと
インプットされているのでしょう。

そこで、
訓練の一環として
瞑想を行いどんな時でも
「今」に集中させるのです。

(この人の命を奪ったら、その家族は・・・)

など、考えなくなれるそうです。

こうして、
瞑想を使うことで
殺人兵器の完成します。

・「慈悲の心」が不足すると

この話は戦争だけではありません。

トップアスリートの世界でも
「何がなんでも勝ちたい!!」
と、思っている選手は多いと思います。

だからこそ、
ドーピング検査で
「失格」になる選手がいるわけです。

そこで
コーチングとして必要なことが
「勝ちたい気持ち」と同時に
「慈悲の心」も合わせて
育てていくことだそうです。


・「慈悲の心」と「お人よし」の違い

「慈悲の心」
他人の痛みを感じ取り、
どうにかしたいと思うことです。

「お人よし」や「お節介」は、
良いように使われたり、騙されたり、
毛嫌いされそうなイメージですね。

この境は、一体なんでしょう?

それはそこに、
「知識や経験があるかどうか?」
でした。

知識なき干渉は、お人よしやお節介。
知識ある干渉は、慈悲の心。

どうにかしたいと思ったとしても
そこに「知識」や「経験」がなければ、
お人よしやお節介になってしまうことがある。

・・・と、いうことでした。

そしてコーチ業も
知識がなければ
ただの「お人よし」か
「お節介」になってしまうので、
指導の際にはしっかり自覚を持ち、
日々学び、行動すること・・・。

という内容でした。

とても勉強になりました。


・まとめ


瞑想はトップアスリートが取り組む
メンタルトレーニング。


一方、
戦争に行く兵士の訓練にも
組み込まれている。


トップアスリートが
「瞑想」を上手に扱うには
「慈悲の心」を
セットで育てていくこと。


「慈悲の心」を育てるには
「知識」や「経験」を増やす必要がある。

自分のためにスタートして
誰かのためにゴールする。

宜しければサポートお願い致します!頂いたサポートは、教材、勉強費用に使わせて頂き、より良い記事を書かせて頂きます。