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森せんせー独自の「大人の水遊び理論」何故、泳げるようになるのか?

今回のブログでは、
大人になってから
水泳を始めた方達にオススメな
私独自の「大人の水遊び理論」について
ご紹介させて頂きます。


私は基本、
この理論に基づいて
水泳指導を行ったり、
毎日ブログを書いたり、
YouTubeで動画投稿したり、
本を書かせて頂いたりしています。

では何故、
子供の頃から水泳をやっている人たちとは
「大きな差」があるのでしょう?

この理論を知ることで
その謎も解けると思いますので、
これから長く水泳を続けていきたい方
是非参考にされて下さい。


・子供のスイミングスクールで最初にやること


子供のスイミングスクールで
まず最初にすることは、
「水遊び」です。

水が「怖い」を「楽しい」に変えていき、
“水の中で自由に動けるようになること”
目的としています、

そんな「水遊び」には、

・水中鬼ごっこ
・水中ダルマさんが転んだ
・水中じゃんけん
・水中フラフープくぐり
・水底に沈んだ宝拾い

…などがあり、
細かいものまで含めると
なんと、500個以上あります(笑)

では、
大人は一体
どんなことから練習していくのでしょうか?

大人は基本
「ドリル」と言われるものを
行っていきます。

それは
「ダルマ浮き」であったり
「片手クロール」であったり
「スカーリング」であったり…

それら水泳の「ドリル」も
全て数えたことがありませんが、
私が知る限り、
ドリルも500個近く(それ以上)
存在します。

この子供の「水遊び」と「ドリル」を
比較していると、
似ているものが多く存在します。


・「水かけ」という水遊び


例えば、、、

子供が行っている「水かけ」という水遊び。


雪遊びでいう
雪合戦のような遊びです。

子供のスイミングスクールでの
この水遊びの主な目的は
「身体を水に慣らす」ですが、
私の「大人の水遊び理論」では、
この「水かけ」は「スカーリング」という
ドリルにとても似ています。


「・・・え?
水かけのどこがスカーリングなの?!」

・・・と、思った方もいると思います。

では、
もう少し詳しく説明させて頂きます。


・「水をかける」が「スカーリング」になる理由①


水を前に飛ばすには
2種類の腕の動かし方があります。

まずは肩までプールに入ります。

⬇︎一つ目は親指下に構えて、
内側から外側に動かす水の飛ばし方です。

①内側から…
②外側に手を動かして、正面へ水を飛ばします。

そして、
二つ目は小指を下にして、
外側から内側に動かす水の飛ばし方です。

①外側から…
②内側へ水を飛ばします。

水を前に飛ばすには
この2種類の飛ばし方があります。


私のレッスンでは
この2種類の「水かけ」を交互に行います。

内から外〜!
外から内ー!

そして、
「水がうまく飛ばせているかどうか?」
の確認ため、
ビート板でピラミッドを作り
2〜3m離れたところから
水を飛ばしてビート板を倒す
「水遊び」をしてもらいます。

これを水かけをして倒します。

最初のうちは
うまく水が飛ばせず
なかなかビート板を倒すことが出来ませんが、
うまく水が飛ばせるようになってくると
ビート板が簡単に倒れるようになります。
(子供の頃から水泳をやってる人は
驚くぐらい簡単に倒します)

で、
ビート板が倒せたら
クロールをゆっくり泳いでもらいます。

すると、
何故か「水が引っかかる」ようになるのです!

水遊びをしていただけなのに…です。

「水かけ」で倒す、射的があったら、楽しいだろうな…なんて考えてたりします。


・「水をかける」が「スカーリング」になる理由②


一体、何が起きたかというと、
「内側から外側に水飛ばす」と
「外側から内側に水を飛ばす」が
アウトスイープと
インスイープの
動きになっているからです。

内側から外側→アウトスイープ
外側から内側→インスイープ

そして、
アウトスイープとインスイープを
繋げて繰り返していくと
「スカーリング」になるわけです。

スカーリングをした後は、
揚力を活かせるようになるため、
水を効率的に押せるようになります。

水かけに慣れてきたら、
チームに分かれて
「ビート板ピラミッドを作る側」と
それを完成させないために
「水かけで倒す側」に
分かれて水遊びなんて楽しいですね!
(大人も、結構夢中になって遊びますw)

このように楽しく
遊び終わった後には
アウトスイープとインスイープで
水をおさえる感覚が
わかるようになっています。

以上が
「大人の水遊び理論」の説明でした。

これからも、
より水の中で自由に動けるようになるための
「大人の水遊び」を公開させて頂きます!

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