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40代のファッションーー細川貂々著『40歳から「キレイ」と「オシャレ」始めました。』を読んで
細川貂々著 幻冬舎 2016年出版
著者は『ツレがうつになりまして。』をかいてるマンガ家の人らしい。そんなことは知らず、図書館の棚で出会って、パラパラみて、借りてきた本。
この本は著者のテンテンさんが美容などのことについて、自分の体験から変化があったこと、気づいたことなどが書かれているイラストエッセイ。
40になった私は、20代30代なんかより服装や美容に気を遣うようになった。多分、今まで若かったからなんにもしないでもよかったのだ。この本読んでたら、著者も40から、美容とかいろいろ考えるようになったらしい。多分、人が美容とか本気で考えだすのは、老けが始まってからなんだと思った。確かに、高校生からファッションやら化粧やらに興味があった友達は、さらに40代になって、今度はアンチエイジング的な思考になって、もりもりとがんばっている様子。これが出産、子育て、を挟んでいたりすると、ますます老いの現象が激しいんじゃないかなーと想像する。
それでも、最近自分でいろんな努力を始めている私としては、この本は、同年代の人の一意見として道端で出会ったママ友の話を聞いているような気持ちになった。独身者の私としてはママ友もいないし、同級生の数少ない独身者の友達は、バリバリ働くのに忙しいので、自然と身なりも絶えずに気遣っている様子。私はといえば、独身にもかかわらず、とても長い失業期間を挟んでいるので、一回、とても老け込んだ、と自分で思う。
そんな私が、最近しているファッションは、ソックスインである。一年前くらいにニュースの特集観てたら、今、若者の間で、ズボンの裾を靴下に入れるのが流行っている、と聞いて、私は感動した。そもそも、冬場にレギンスをソックスにインしていた私は、ヨガのスタジオに通い出してから、ジョガーパンツを購入して、その細まった裾の上に靴下をはいていた。テレビで見てから、このファッションに自信を持つようになり、粋だろ、と思って闊歩している40歳であった。
この本には、更年期のことも書いてあって、そういうのはとても参考になった。やはり、体に不調が出てくるのも更年期ちょっと前ぐらいから。女性がこういうこと率先的に述べた本、もっと増えたらいいのにね。今まで恥ずかしいことのように伏せられてきたのではないかとちょっとおもった。この本、これからの自分について考えるには良い本だった。
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