【読書感想】ファン多し作家ーー『カート・ヴォネガット全短篇1』を読んで
大森望監修 早川書房 2018年出版
なんでうちの最寄りの図書館はこのヴォネガット全集全4巻を買いそろえたんだろ。全然貸し出されてないんだけど。人気なし。私は嬉しいが。
この一巻目は、「戦争」と「女」というテーマで短編がまとめられている。ちなみに「女」としてまとめられているセクション2は、日本語のこの翻訳本では二巻目にまたがっているので、これから読もうと思っている方はご注意を。
「戦争」という題のもと集められたセクション1は、ヴォネガットの個人的な戦争体験が下敷き