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2020年、夏。

お盆が過ぎた。

夏が終わる。

毎年例外なく、お盆が過ぎると少しずつ涼しくなり、風の匂いが秋めいてくる。

今年もなんとなく、夜に吹く風が夏のそれとは若干違って、秋の小さなはじまりの一歩を感じた。

2020年の夏は表面上しんどいことが起こった。

全力で逃げて、助けを求めて、たくさん泣いて、思いっきり甘えて、本音で話した。

傷付いた自分、悲しかったことをなかったことにしようとして、自分から逃げていたことがそろそろ限界にきていたようだった。

あの、「しんどいこと」はいつもの、何か、

大きなものに突き動かされて起こるべくして起きたことなのだと思う。

わたしの人生で、夏はそんなことが起きやすい。

どの夏も、わたしの大事な一部だ。

来月、30歳になる。

20代最後の夏は、車の運転免許を取ることに挑戦した。(!)

ずっと渋っていたけど、遂にやる気を出した。

自分の中では、とても大きな決断。

そして、大事な決断。





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