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大竹伸朗展とアバター・ウェイオブ・ウォーターの高カロリーコンボ


今年も早いもので一カ月が過ぎました。
書こう書こうと思っていたのですが、
なかなか更新できず。
自分の怠惰さと
寒波と電気代の高騰を呪っている次第です。
し、試験とかもあったし(言い訳)
ついでに、いま食べようとしている
賞味期限が本日「2023年2月1日」の
シュウマイにかけた
ポン酢と醤油の賞味期限が
「2022年の4月」と「2022年の6月」
なのも呪わせてください。
年越して一カ月経ったちゅうね~ん(急な関西弁)

新しいの買おう。

まあそんな感じで
ずっとなんだかぼんやりとおぼろげに
「行きたいなぁ、観たいなぁ」と思っていた
展覧会と映画に1日で行くという暴挙にでる運びとなった話です。


田舎出身絶賛都内在住30代突入脱サラフリーター
の私ではありますが
一緒に遊んでくれるいうバイト後輩がいてくれるのです。
まあその後輩と
「なにしよかあ~」って話してるときに二人で顔を見合わせて

「その日ちょっと、エンタメ観に行こう!」

って同時に言って、笑いあったことにさせてください!

ありがとうございます!

「その日ちょっと、エンタメ観に行こう!」
と、声に出して言ったところで
最初に思いついた案が
「アバター2」観に行く
だったわけです。
それもせっかく
都内在住シティボーイかぜ吹かせて歩けるなら、

「どるびーしねま」??
っていう~

否、
もう一度ちゃんと
「Dolby Cinema®」
(みんなの心の中のネィティブ発動させて)

という格式高い、
なんと現在日本に7か所しか展開されていない上映形式で観ようじゃないか!と
息巻いたわけです。が、上映時間が夜の19時からの回しかない。それを後輩に告げ
「アバター観に行くだけだとなんか物足りない。予定的にフラフラしちゃいそうよねー」
なんて言うと
「あの、先輩が言ってた展覧会?も行っちゃいましょうよ」
と返答が。
なんてことだ。あの展覧会も??だと??
それはカツ丼の上にすき焼きのせるみたいな、
カツ丼おかずにカツカレー食う
みたいな、
カレーうどんおかずに冷やし中華食べる
みたいな。
ハンバーガーに寿司挟んで食う
みたいなことにならないか?!?
全然うまいこと言えないけど、
とにかくカロリー高そうスケジュールが爆誕したわけです。
言い忘れていました
(言い?書き?どっちがいいんだ?迷うな・・・えー-い!!)
言い忘れていました。
その高カロリーメニュー2品目が、
国立近代美術館で開催されている(間もなく終了)

「大竹伸朗展」

だったのです!
昔、情熱大陸でこの方のドキュメンタリーみて
「このおっさんかっこいいなあ」と子供心に思ったのは記憶していて四国の直島なんかで銭湯のデザイン

直島銭湯「I♥湯」https://benesse-artsite.jp/art/naoshimasento.html

してるのも知っていまして今回この大規模な展覧会。
「いかない手はない!」と意気込んでいました。
それでも終了間際になっちゃうのはなんでなんでしょう・・・。
ありがとう勇気ある決断。ありがとう後輩よ・・・。

高カロリー(個人的指標に基づく)
エンタメツアー決行前日にチケットサイトを覗くと
1時間ごとに入場チケットが販売されていました。
どの時間も選択可能な状況。
後輩とは「午後から行くっしょ~~」なんていう緩い約束しかしていなかったため、
もう少し予定を詰める必要が出てきたわけです。13時?14時?はたまた15時?

その日は朝から早番だったしまるで後輩からも返事が来ちゃいなかった
案の定人はまばらで、チケット2枚どうしようか揺れてた
(東京タワー/フラワーカンパニーズ の前口上風に。急に頭に浮かんだ)
「案の定人はまばらで~」のところは便宜上、語感的にそのままにしてるだけです。
案の定なんて全くおもっていません。(否定すればするほど嘘っぽい悲しさ)

ということで
睡魔に負け、後輩の返事を待てず風呂にも入らず
22時過ぎに寝た。

目が覚めたのは朝の9時半頃。
後輩は返事をくれていて
「14時の回取って13時過ぎくらいに駅で待ち合せましょかあ」との提案が。
「よっしゃー任せろフフフフ~ン♪」と
チケットサイトを見ると14時の回バツ印。

え?画像デカくない?もう少し小さくならない?

こういうことってあるよね。

19時に映画は決まっているので
少しタイトめスケジュールになっちゃう訳ですが
15時からの入場チケットを予約。二度寝しそうになったものの、
「王様のブランチやってるじゃん!」と
テレビをつけ無事支度の運びとなりました。
ありがとう佐藤栞さん。ツイート数ランキング。BOOKコーナー。

最寄りは竹橋駅。後輩と合流。時間はある。
空を見上げる。財布をみる。お金がない。
ATMで金をおろすために神保町まで歩く。
神保町もいいところだなあと思いつつ、
バイト先の話をあーだこーだして
竹橋に戻ったもののまだまだ時間に
余裕があったので会場の隣の国立公文書館の
激安自販機(俺はこれを国営自販機と呼ぶ)
あたりで時間をつぶして・・・

国家公務員(俗称)自販機の安さはその目で確かめてください


みたいな覚えてなくてもいい人間の生活の一幕をここに記しつつ
無事国立近代美術館『大竹伸朗展』に。

行ってきました~!!

YシャツTHEアシンメトリー

大竹伸朗(1955-)は、1980年代初めに華々しくデビューして以来、絵画、版画、素描、彫刻、映像、絵本、音、エッセイ、インスタレーション、巨大な建造物に至るまで、猛々しい創作意欲でおびただしい数の仕事を手掛け、トップランナーであり続けてきました。近年ではドクメンタ(2012)とヴェネチア・ビエンナーレ(2013)の二大国際展に参加するなど、現代日本を代表するアーティストとして海外でも評価を得ています。

(https://www.momat.go.jp/am/exhibition/shinro-ohtake/ 東京国立近代美術館HPより引用)

今回の展示点数はおよそ500点
7つのテーマ「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」に基づいて構成されていました。
時代順ではなく、作品ごとの説明も無く(オーディオ付けたら聴けたのかな??)スマホで作品のタイトルは確認できる状態で観覧。

感想としては、ただ、もう、

圧巻

この一言。芸術の難しいことはわからないけれど、
その物量とジャンルの幅広さにもう度肝抜かれました。
この展覧会観に行った人全員もれなくそうなんじゃないでしょうか・・・。
作品他にも沢山あるんだから、
「この人どんだけ作ってんのよ」って・・・なりました。
作品で生き様見せつけられたというか、
この馬力に惚れるしエネルギーに心打たれました。本当に。
「スクラップブック」っていう作品があるんですけど

このシリーズだけのゾーンがありました・・・。


こういうのだけで50以上

中身見てえよ。

本当にありとあらゆるものが素材で
あらゆる手段でアートにしていってることを見せつけられました。
「はて?これは?」って思うのよそりゃ。
だけど、もうそれでも良いやってなる、
「創ってる行為自体がアートだわこの人の・・・」
そう思わせるって凄いことだと思いました。
会場2階では
BSで放送されていたドキュメンタリーの上映も行われていて

狂っててカッコよくてサイコー!


その中で印象的だった文言が

「無目的」に創作とつながっていることは
ことのほか気持ちがいい
無目的かつ無意味
無責任であることは
創作の本質とつながっている
手を動かしながら
ふとそう思う

(大竹伸朗『21世紀のBUG男』より)

 このドキュメントでは展覧会に向けて新作を作る模様や、大竹さんの幼少期の話、高校卒業して大学中退後、北海道の牧場に働きに出て画家になる道を模索した話、東京で腐りかけてイギリスに武者修行に出る話など熱いエピソードが沢山。
胸打たれました。
入口の『宇和島駅』のアート(大竹さんの現在の拠点)もあって
もう建物全体が熱量、
オーラに覆われているかのようで
本当に観に行って感じて良かったと思いました。
やっぱ作り続けることって大事だなと。
その本能を満たすって気持ちいいんだろうなと。
しみじみ思いました~・・。
外野がなんといおうと、
「口で言うより行動」じゃないけど
「ツッコミよりボケにまわる」じゃないけど
やって見せること以上の説得力。
なかなかないなと。
それを地で行く67歳かっけえっすよ。
人生の先輩。見習います。

って感じで芸術熱に当てられ
東京駅でラーメン。

卵と海苔取り放題


ラーメンと和牛丼の高カロリーキメて。

丸の内ピカデリーへ!!!!!!!!我々が観るのは
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

エレベーターのところエネルギーゲージみたいだね

ジェームズ・キャメロン監督が革新的な3D映像を生み出し、全世界興行収入歴代1位の大ヒット作となった「アバター」の約13年ぶりとなる続編。

(https://eiga.com/movie/87901/ 映画.comより)

何と言っても今回は私も後輩も初体験となる
「Dolby Cinema®」
(みんなの心の中のネィティブ発動させて)

3D!!
(ここは大勢の幼稚園児が「せーの!」のあと大声で言ってる感)
で!!
どうせなら評判高い映像美を
最高クオリティで味わいたいとの思いから
選ばせていただきました!


ドルビーシネマやアイマックスの違いを説明してくれてるサイトがこちら
https://cinebad.net/entry/dolby-cinema/
いい時代。

「丸の内ピカデリー」と「丸の内ピカデリードルビーシネマ」
は入ってる建物が違うらしく、
我々はドルビーシネマのある建物
LUMINE2へ。
付近でなにやら呼び込みのお兄さんみたいな人が立っていて
「~マッソの方はエレベーターで●Fへおあがりくださ~い」
と声をかけている
俺と後輩は
「え?いまAマッソって言った?」
「いや、聞き間違いじゃ?」
「映画館の上の施設『I’m a show(アイマ ショウ)』っていうのか、じゃあそれがそうきこえたのか」
「見に行ってみましょうか」
普段はマジシャンやパフォーマーの上演が行われるらしい。
真相が気になり映画館を通り過ぎ、
なぜかその上のフロアへ行く我々・・・。
赤い絨毯、青みがかかった紫っぽい壁紙、豪華絢爛な照明、お笑い芸人がイベントを行う会場とは思いにくい空間ではあったものの、エレベーターを降りて端にみえたモニターには
確かにAマッソの加納さんの姿がみえた。
どうやらこの日は
「AマッソのMBSヤングタウン」(MBSラジオ)発のイベント
「是是是是是(これこれこれこれこれ)」が
開催されていたらしい。

まさかアバターの上でやってるなんてね


我々の疑念は解消され、
とても頭がクリーンな状態で
アバター2に臨むことができたのでありました・・。
なんて記憶の片隅の出来事も記しつつ。

スキー場で装着するサングラスのような3Dメガネを拝借して
観てきました!!
『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』!!

いいメガネでした。返却しなきゃいけないイイやつ。

いや~前作は一応公開当時映画館で鑑賞して
それなりに感動。
ざっくりしたあらすじと
「ツーテイ」っていうキャラいたなあ・・・。
みたいなことしか覚えてなかったので
YOUTUBEとかでおさらいして・・・
いい時代・・・。
観てきたわけですが。

っもうこれお話より映像美でしょ!!!!!!!
もうバロメーター映像美振り切りですよ!!

ずっとこの例えしてますけど
家電量販店で最新のテレビとか最新のゲーム画面観て
「すげえ~綺麗~~」って興奮してるのが
ずっと3時間ちかく続く感じ
といえばいいのでしょうか・・・。
3Dもクッキリハッキリ
「アバター1」の頃とは比べ物にならない鮮明さ。
水中シーンで泳いでる魚に向かって手を伸ばしたくなったくらい。
今回はK列の席を取ったのですが、
もう2列は前で真ん中取れたら
それこそもっと没入感に浸れたのかなと思います。勉強経験。
ストーリーも戦争とか家族愛とか民族問題とか資源問題とかね壮大で、タイタニック感もあって面白かったです。後半のアクションもかっこよかったし・・・ですが・・・長い、長いかったですね・・・。おしり痛くなりました。
もっと少年漫画感というかワクワクと勇気が欲しい感じしましたね。好みですけど現在の。
自分も家族を持ったら見え方変わるんだろうな~
とも思いましたが。
どうやら5部作やるみたいなので
時代時代の最先端を目に焼き付けて行こうとおもいました。
それだけの価値あるプロジェクトですわこれは。

長々書きましたが、
今後はもっとライトにお送りしていきつつ
このマガジン更新に尽力しようおもいます。
粛々と・・・。
同じ一日なのに
日帰り旅行できたり、意外と海外に行けたりなんだり
決めてしまえば尻(ケツ)叩かれ姿勢に入ればいけちゃうもんです。
ほんで今日は大竹伸朗に影響され
スクラップブックをロフトで買いました。

青が良いなと思った(アバター影響でしょうか・・・・)


映画の半券やらレシートやらを貼りました。
どんどん貼るぞぉ~!!!!!!!
おしまい

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