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#逆噴射プラクティス
実用!魔導大戦グリモワール
「いとも鋭き…神意の……剣」祭服を纏う男は重厚な書物をめくり、憂いを帯びて目を細める。
「鉄の葉衣。命脈を保つ」片や黒マントに蛇腹の経典を巻き付けた胡乱な男に、殺気が滲んでいた。
二者は詠唱を止め…不穏に輝く頁を…破り捨てた!
祭服がありったけの筋力で投擲!「最新百科辞典の極薄は斬れ味バツグンよ!死ねーッ」硬化した紙片はギロチンめいて飛来!
黒マントは流線型の張り子障壁を形成…全て受け流す
コンビニの列も守れねえやつら
レジは3台で、棚の隙間は4列あった。
俺が真ん中へ進むと、ババアと鉢合わせした。
「あのねえ、アタシャ5分以上待ってたよ。お前さんどうだい?待たんだろよ」「一緒だって。前のオッサンがモタついてたのが悪い」
「あのーっ……」後ろの女が挙手していた。「大変すみませんが、その、お手洗に行きたくて……モメるなら、私を先に」
俺はどんどんイラついてくる。
「あーっわかったよ、お前も入れてジャンケン