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伊豆旅行 1日目 (2024/02/17)

大学で伊豆に行くのは2回目

伊豆旅行に行きました。今回はその1日目の記録です。さて、見出しにもある通り、大学生になってから伊豆に行くのは2回目だった。しかも、メンバーはほぼ変わらない。1回目は、自分が3年生のときのゼミのメンバー(3, 4年生男女)で、2回目は、今現在の4年生のゼミのメンバー(4年生男子のみ)であった。ただし、宿泊場所や観光場所は全く違かったので、また伊豆か的な雰囲気は一切なかった。

集合場所が近すぎて申し訳なかった

大学生ともなると、みんなの住所が大きく離れているなんてことは珍しくない。実際に、今回の旅行のメンバーは5人中3人が神奈川県住み、2人が埼玉県住みであった。しかし、伊豆は静岡県に位置する。つまり、集合場所は埼玉県よりも神奈川県の方が適当なわけで、結果としては、神奈川県の、しかも最寄り駅から2駅しか違わないレンタカー屋に集合することになった。誠にごめんなさい。
余談だが、埼玉県住みの2人が埼玉県でレンタカーを借りて残りの3人を拾えば良いじゃないかと思った読者もいるかも知れない。しかし、これには大きな欠点があって、それは「レンタカーを借りた2人しか運転できない」というものである。レンタカーを利用したことのある人であればご存じだろうが、レンタル中に車を運転する可能性のある人は、レンタカー屋で必ず運転免許証を見せなければならない。つまり、仮に埼玉県でレンタカーを借りた場合、5人全員が運転するには、神奈川県住みの3人も埼玉県に出向かなければならなくなる。これはさすがに非効率極まりないので、神奈川県でレンタルするに至ったというわけだ。余談が本編の量を超えてしまった。

人生初のさわやかハンバーグ

読者は静岡県と聞いて何を思い浮かべるだろうか?
今回の旅行先である伊豆や、お隣の熱海、あるいは定番というか代表の富士山をイメージする人も多いだろう。そんな豊富な観光地の中、一行が伊豆に向かう道中で訪れたのは、さわやかハンバーグである。
さわやかハンバーグとは、静岡県発祥の有名なハンバーグ店(正式名称:炭焼きレストランさわやか)であり、若者やファミリー層を中心に今も人々の胃袋を鷲掴みにし続けている。ご存じの方も多いだろうが、さわやかハンバーグは入店するだけでもそれなりの時間を要する。実際に、最も利用者が多い御殿場店では、整理券を受け取ってから入店するのに半日近くを要すると言うではないか。しかし、この日はラッキーだったのか、あるいは普段からそこまで利用者が多くない店舗だったのか、一行はたったの1時間ほどで入店することができた。
人生初のさわやかハンバーグで注文したのは、やはり定番の「げんこつハンバーグ」である。げんこつという名が付いているので何か特殊な味付けでもされているのかと思ったが、どうやらそういうわけではないらしい。味付けというよりも、純粋に素材や調理の丁寧さにこだわっているようだった。正直なところ、いくら美味しいハンバーグだからと言って、そんな何時間も並ぶ価値のあるようなものが存在するとは到底思えないというか、さすがに大袈裟じゃないかと思っていた。しかし、実際に口にしてみると、その価値が本物であることを理解した。厳密には、口にする直前の、肉の断面を見たときに理解した。レアのハンバーグって初めてだ。
そう、自分は知らなかったのだが、さわやかハンバーグが他のハンバーグと違うのは、ハンバーグがレアである点だ。自分は、というか日本人は何かと食材を生で食べるのが好きなので、ただでさえ美味しいハンバーグをほとんど生で食べられると言われたら、数時間並んででも食べようと思う人の多いことに納得がつく。もちろん、レアだから美味しいのではなく、たぶんレアじゃなくても美味しいであろうクオリティのハンバーグがレアで提供されていることに価値がある。これまで、さわやかハンバーグに対して抱いていた一切の疑念を捨て去ったことをここに記そう。

とんでもない旅館

さわやかハンバーグを食べた後は、引き続き伊豆に向かってのドライビングだったのだが、夕方手前に、とうとう今回の宿泊地「たたみの宿 湯の花亭」に到着した。運転お疲れ様でした。
まず旅館に入って驚いたのは、豪華絢爛なエントランスと身分違いなほど質の高い接客対応である。エントランスの入り口付近のみ大理石となっており、それ以外の足場は全て畳「たたみ」で構成されている。本当に全てが畳で構成されている。部屋はもちろんのこと、廊下やエレベーター、階段、さらには風呂場までもが畳である。コンセプトの遵守が過ぎる。
また、忘れてはならないのが伊豆のオーシャンビューである。一度窓の外を見れば広がる海。これは露天風呂でも同じ景色を楽しむことができる。この日は曇っていたので拝めなかったが、晴れていればきっと綺麗な星空も広がっていたことだろう。温泉にはチェックアウトまでに3回入ったのだが、この日は夕食前後に1回ずつ入った。
さて、肝心の夕食の内容だが、成人男性がお腹いっぱいになるレベルの懐石料理が部屋に運び込まれて提供されたのである。地魚の刺身、鮑の踊り食い、金目鯛の煮付け。聞いただけでも心躍るようなラインナップを目の前にして、一行は「これが旅行だよね」と幸せな気分に浸っていた。食べた感想は言うまでもない。個人的に一番美味しかったのは「とろろの茶碗蒸し」である。ただでさえ好物のとろろが茶碗蒸しとして提供されているなんて、とんでもないことをしてくれたな感。甘いけどしつこくない甘さで、優しい味と表現するのにぴったりな味わいだった。また食べたい。

桃鉄で大敗北して大爆睡

夕食を済ませた後は、少し休憩してからSwitchの桃太郎電鉄をプレイした。他のメンバーは経験がほとんどなく、自分だけがそれなりにプレイしたことのあるというかなりのハンディキャップ(他のみんなが)だったのだが、3年決戦ということもあり、運ゲーで負けてしまった。自分の運が悪かったというより、他の人の運が良すぎた。具体的には、あるメンバーにお金を量産するカードを奪われ、その当人がカードをダビングした後に全てを資産に変換し、また別のメンバーには交通系のカードを奪われ、最終的にはキングボンビーにいじめられるという有様だった。自分、CPU並みの扱いである。そんなこんなで大敗北したものの、終わった後に温泉に入ったらどうでも良くなり、部屋に戻って多少のつまみをしてから就寝。途中、一度も起きないほどの大爆睡であった。


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