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伊豆旅行 2日目 (2024/02/18)

温泉に入って朝食を食ってチェックアウト

伊豆旅行の2日目、最終日の記録です。さて、今回の旅行の朝食だが、旅館にしては珍しい、8:30という遅めの時間をチョイスすることができた。というわけで、8時頃まで寝てようか、となったわけではなく、普通に7時に起きて温泉に入ろうという話になった。実際にみんなアラームで起床することに成功し、朝風呂でしっかり目を覚ましてから朝食をとった。朝食は昨晩の夕食に引き続き部屋での懐石料理で、ラインナップはさすがに違った。料理名に聞きなれないものが多かったのだが、一番美味しかったのは「菜の花の煮付け」である。いい塩梅のしょっぱさで、まさに日本人が好みそうな味付けそのものであった。寝起きで温泉に入った後の体に染みる。
朝食をとった後は各々が身支度や荷造りをし、ちょっと早めにチェックアウト。「たたみの宿 湯の花亭」は本当に良い旅館だった。土日だったにもかかわらず2万円弱で宿泊できたので、伊豆で宿泊先を探している方はぜひ。

東伊豆は桜が見頃

ちょっと早めにチェックアウトしたのには理由があって、それは旅館で教えてもらった「東伊豆は桜が見頃」という情報である。どうやら東伊豆の「河津桜」というのが満開らしく、もし見に行くなら混雑するから午前中のうちにうちに行ったほうが良いとのことだったので、急いで東伊豆へ車を走らせる。
実際に到着してみると、既に人が蔓延っていた。河津桜周辺の駐車場は軒並み埋まっており、というか交通量が異常で道路が渋滞しており、仕方なく近くの小山に位置する「バガテル公園」の駐車場に車を停めてから下山。当の桜は車の中から見えてはいたのだが、近くに寄って生で見てみると迫力が違う。小道一帯が桜の木で覆われており、まるで桜のトンネルを歩いているかのようだった。また、河津桜は一般的な桜よりもピンク色が濃く、普段見るものよりも色鮮やかだった点も良かった。
河津桜は有名な観光地らしいのか、小道の脇には屋台が広がっていたし、先述の通り人で溢れかえっていた。したがって、そう長く滞在するのも気持ちが進まなかったため、小道を往復したところで駐車場へ戻ることに。分かっていたことだが、小山に車を停めて下山してきたということは、小山を登山して車を回収しなければならない。道のりにして1.5kmほどであり、これが平坦な道であれば軽い散歩なのだが、ほとんどが上り坂ということだったので、汗ばみ若干息を切らせながら駐車場に到着。乗車して速攻で冷房を付けてから最後の目的地へ向かった。

締めは海鮮

まだ昼なのにもう締めなのかと思うかも知れないが、今いる場所は静岡県は伊豆で、レンタカーを返却するのは神奈川県で、メンバーのうち2人は埼玉県に帰らなければならない。となると、あとできることといえば伊豆で海鮮を食べてから帰宅するくらいのことである。日曜日だから帰路も大渋滞だろう。
そんなわけで、締めの海鮮屋にチョイスしたのは「伊豆高原ビール 本店」である。最初この名前を聞いた時は「それはビールがメインということ?自分はビールが飲めないんだけど」と思ったが、どうやら違うらしい。違わないのかも知れないが、実際に訪れた身としてはビール要素を微塵も感じなかった。普通に人気の海鮮丼屋という感じだった。ここで「普通に」とか付けると締めに相応しくないように思われてしまいかねないので説明しておくと、この海鮮丼屋は席が200あるにもかかわらず、来店時に15分ほど待たされたくらいには人気だった。書いてみて気づいたけど、これもイマイチすごさが伝わらない表現かも知れない。
とにかく、伊豆では有名な海鮮丼屋に入店したところでメニューを選ぶわけだが、これが非常に迷う。正直なところ、マグロと釜揚げしらすが乗っかった海鮮丼さえあれば即決だったのだが、あいにくそのようなメニューは存在していなかったため、メニュー選びに難航した。最終的には、シンプルにマグロ丼を注文することに決めた。理由としては、昨年の北海道旅行で十分すぎるほど海鮮丼は食べたし、今月頭の宮城旅行でも海鮮丼を食べていたので、たまにには一番好きなマグロだけが乗っかったどんぶりでも食べようと思ったからである。
実際にどんぶりが運ばれてみると、ボリューム満点である。それもそのはず、この海鮮丼屋は通常サイズで白米が450gあるのだ。一番大きいサイズは白米が1.6kgのようだが、こんなの誰が注文するのだろうか。ネタに対する白米の量が釣り合っていないし、仮に釣り合っていたとしても多すぎて完食できないだろう。なお、見渡す限り白米1.6kgを注文している客はいなかった。

渋滞に見舞われながらも無事帰宅

海鮮丼屋から出たのはお昼過ぎで、あとはひたすら神奈川県を目指して帰宅するだけであった。しかし、当然ながら日曜日の伊豆からの帰路は大変混雑している。徒歩の方が進みが早いんじゃないかというタイミングが3回ほどあったし、その時間は合計すると2時間半くらいあったと思う。
ただ、早めに伊豆を出た甲斐があったのか、レンタカーを返却する予定時刻の1時間前には神奈川県に戻ってくることができた。渋滞を懸念して早めに動いたのはナイス判断だったというわけだ。
レンタカーを返却後、軽く何かを食べてから帰ろうかという話が上がったが、なかなか気軽に入店できる5人席の店が見つからなかったため解散。また3月に飲みに行く機会もあるから今日のところは帰って休もうかということで、2日間にわたる伊豆旅行は幕を閉じたのであった。体裁的にも内容的にも完全なる慰安旅行だったと思う。


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