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投票権を免許制にしてみたら

投票率、最悪。

どうやら選挙権のある人の2人に1人、投票に行ってなかったようです。特に野党支持の人たちは挙って「これで日本がメチャクチャになっても文句言うなよ!」と怒り心頭で、巷では「マスコミなどのメディアのせいだ!」と兎角怒りや呆れを方々に撒き散らしています。

意識高いのか何なのか「参加しない奴とは縁を切る!」とか。語尾に120%「!」を付けまくっていて正直しんどい。

人が怒る理由はたった1つシンプルなもので
「思い通りにいかないから」だそうです。

投票率が低くとも、仮に自分が支持する政党が思った通り、もしくは思った以上に良い結果なら、今怒ってる方々は同じように怒っていたのでしょうか。きっと投票率のことなど忘れて喜んでいたのではと推測します。


さて、私「投票しない人」に対して何の怒りもなく、これもまた“投票しない権利”を行使しただけなのかと思いました。是非はともかく「そういう人もいるんだな」という程度。

むしろ「投票しない人が何で怒られなければならないのだろう」と感じるくらい。

確かに連日のどーでもいい…おっと🤭、芸能ニュースばかり取り沙汰すTVメディアばかり。もっと報道すべきニュースは沢山あるだろう!と、お怒りの方も多い(そういう方は今すぐTVを捨てて、インターネットや新聞などで気になるニュースをチェックした方が快適だと思う)。

ただ怒りが収まらない方々は、自分以外の人間に対して怒っているので「自分だけ“しっかり”していても気が収まらない」のです。“思い通りにならない他人”に対して怒っているのです。

この怒りが解消される為には2通りあります。


1つは他人を思い通りにコントロールする。

もう1つは、そもそも怒らないようにする。


どちらも難しいですね。

が、
どちらかといえば後者の「怒らないようにする」方が現実味、ありませんか。投票結果に一喜一憂することは免れないとしても、投票率に怒らないようにするにはどうすれば良いかを考えてみました。そこで1つ提案です。


「投票に免許制を導入してみては」



免許制

なぜ免許制を導入するのか。

選挙権の1つ、投票権は条件を満たした全日本国民に与えられるべきです。条件とは現在だと年齢(ざっくりだな。国籍なども勿論条件に含まれます)です。しかしこの提案では投票出来る条件を年齢だけでなく、選挙にまつわるテストを受けて合格点を出さなければ免許証が発行されず、投票出来ないという制度です。

投票するハードルを設ける意味は、政治、選挙に関心が“強い”国民が投票すべきだと思うのです。つまり、何も分からず煽動されるがまま、周りに流されるまま「とりあえず選挙に行ってきた」という層を無くす為です。

投票免許はテストを受けてもらい、合格点を出した人に付与され、2〜3年の有効期限が設けられ、更新手続きの度に講習(またはテスト)を受けてもらいます。

テストは選挙にまつわる基本的な法律や歴史などから出題されることが望ましいです。

投票免許取得のテストは日本国民が望めば誰でも受けられるようにして、社会的立場が弱い障害者や要介護者として認定された方などは免許がなくても投票出来るようにします。


メリット

先にも述べましたが、なんとなく選挙に行く層を無くすこと、関心のない層に行かせないことにより、投票率を上げることを目的としています。

勿論、全体の投票数は著しく減少します。

しかし、はなっから選挙に興味がない、関心がない人には、関心を持ってもらってから選挙に参加してもらいたいのです。

ただ、この提案をすると「政治に如何にして関心を持ってもらうかを考えるのが先だろう!」という話が出てきますが、だから“ソレ”が他者をコントロールしたがるアレコレやん、って思うのです。

選挙に関心の薄い方は放っておけばいいと思います。そして選挙へ行かなくても文句も言わせておけばいいと思います。だって興味ないんだったらいいんです。

投票権は「選挙に参加したい人の特権である事」を敢えて門口を狭める事で、より大きく価値を決定付けるという狙いです。


システム

先ず従来の『投票所入場整理券』の送付ではなく、『投票免許試験場入場整理券(長ぇ)』を有権者の自宅へ送付します。そして投票免許試験場の受付にてこの投票免許試験場入場整理券をバーコードなどで読み取らせると、モニターに料金表示されるので表示された通りの額を支払います。この料金システムに関しては後ほど記します。

つまり、
テストを受ける際にお金を払ってもらいます。テストさせられるわ、金払わされるわ散々ですね!

そして指定された時間にテストを行い、合格ラインとなる点数(80点以上とか)を獲得した有権者が免許を取得する資格を得るというシステムです。

免許証を取得した有権者は免許証を持参して投票所に行けば、投票日当日でなくとも期日前でも投票可能となります。

めんどくさい!!

だが、それがいい!!


累進課税

さて、ここで累進課税の登場ですが、これは低所得者にはテストを受ける際にかかる料金をほぼ全額免除して、所得が増えるにつれ料金が増額するというシステムです。

お金持ちの人が投票するには、お金が沢山かかるという仕組みです。逆にお金のない人が投票するにはお金が極力かからない。

そしてテストは平等に受けてもらうというハードルなので、2重のハードルですね。

ここで得たお金を運用して選挙をする度にかかる経費の補填に当てたりして、選挙にかかるコストを削減します。

以上が何となく今回の参議院選挙に参加して考えた提案です。


なんで選挙に参加しないんだ!というより、
なんで選挙に参加してるんだ!ということ。

それを免許証が実装されれば各々が選挙に関して体裁を気にせず、もっと「素直に意識する」ことが出来るのかなと。選挙に行くことが当たり前じゃなくて、選挙に行けることがもっと特別に思えてもいいんじゃないか。なんて思います。


以上、テキトーな提案でした。

…と、思っていたら既に提案してる人がいました。

私も封建主義者なのかな。


以上!

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(田畑“10”猛)







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