人生モラトリアム人間

大学卒業→ITベンチャー→パート保育補助&独学で保育士資格取得→正保育士→ヨーロッパワ…

人生モラトリアム人間

大学卒業→ITベンチャー→パート保育補助&独学で保育士資格取得→正保育士→ヨーロッパワーホリ&インターで半年勤務→日本で派遣保育士→大学院

最近の記事

2024年、下半期突入、夏

すでに7月下旬。2024年は初っ端から散々な出来事があったので下半期にも期待はしていない。 前にも書いたかもしれないけれど、この「期待しないこと」で負の感情がだいぶ減る経験を何度も繰り返して、最近やっと体得できた。 他人への期待が低いと怒りの沸点に達することも少ない、ってよく聞く。 理屈では理解できていても実行することが難しいことの一つだった。 私は自分への期待も、周囲への期待も、基本高い。 これには良い側面もあって、この気持ちのおかげで私ならきっとできる!といろんなこと

    • 擬似リモートワーク

      大学院卒業に向けて、毎日ひたすら修論執筆に取り組む日々。 すべての授業が終わっていて残るは修論執筆のみのため、大学の仲間たちはほとんど自国へ帰ってしまった。 私も大学のある土地にいる必要はないなと思い、引っ越した。 パソコンと周辺機器さえあればどこにいても執筆可能のため、引っ越し先ではほぼ自宅の机に向かっている。 本業では絶対に味わえない、リモートワークという働き方を擬似体験しているような気持ちだ。 今は働いておらずフルタイムの学生であり、最近住み始めた土地にはほとんど知り

      • 結婚への強い憧れ

        最近気づいたこと。 私は結婚への憧れが物凄く強い。 自分にとって「完璧な人」はどこかに存在する。 そんな人と結婚すれば必然的に幸せになれる。 その人との間には当然、元気な子どもが産まれる。 子育ては大変だけどやりがいを感じる。 仕事との両立も何とか出来る。 仕事に子どもに素敵なパートナー、これで素敵な家庭が出来上がる。 そのままずっと幸せが続いていく。 どんなに理想的な生活を送っているように見える人でさえ、その人にとっての何かしらの障害は抱えているかもしれないし、生きてい

        • 気づくと頑張りすぎている自分

          インポスターシンドローム。 自分はもう十分頑張っているのに、まだ足りないと自身を過小評価してしまう心理状態。 私はまさにそれで、気づくと頑張りすぎて疲れ果てている。ふとしたきっかけ、例えば仲の良い誰かと話している時に不意に涙が出てきて、そこで初めて自分がめちゃくちゃ疲れていることを自覚する。 息抜きが下手で、休んでしまったら取り返しがつかないと自分を追い詰め(実際はそんなことない)、常に他人の頑張りと自分を比較して「まだ足りない」「私はもっとやるべき」と思ってしまう。 もちろ

        2024年、下半期突入、夏

          10年に一度くらいの辛い出来事

          生きてきて、この10年で思い出せる出来事の中で、一番悲しい出来事があった。 まだまだその渦中で、抜け出せる兆しが全くなくて、文字通り真っ暗闇。 辛い気持ちが続くのも疲れ過ぎて、違うことをしようといろんなことに手をつけるけど、何だかずっと上の空。 ふとその出来事を思い出してしまう。 夜と早朝の暗い時間は特に辛い。昼間には少しだけ芽生えたポジティブな気持ちが、跡形もなく消える。夜が来るのが怖い。 会いたい人にもすぐに会えない距離。時差。 何も見えない。気を抜くとすぐ涙が出る。辛

          10年に一度くらいの辛い出来事

          新生活2ヶ月終了

          また新しい国に引っ越してから2ヶ月以上が経った。 今回は大学院生として、この間のワーホリとは違う国に来て生活を始めたわけだけど、なんやかんやと言っている間に冬休み前の授業が全て終了した。 まだ課題は残っているけれど、それらを終わらせたらいよいよ冬休み。 この2ヶ月はまさに怒涛の日々という感じで、新しい場所、新しい人、再びの学生ライフ(授業受けたり、エッセイ書いたり、グループワークしたり)。 色々なことが落ち着いてふと顔を上げると、葉っぱがほとんど落ちてしまった木たちが目に入

          ヨーロッパワーホリ3:ワーホリ1年間を終えて

          ワーホリ1年の期間を終えた。 一番記憶に残っている景色は、たぶんワーホリ中のほとんどの時間を過ごした自分の家の、デスクから見る窓の風景。 特に綺麗でもない、近所のスーパーや信号、道路が見えるだけの殺風景な景色。 ワーホリに行くほとんどの人は、いろんなコミュニティに顔を出したり、旅行をたくさんしたり、新しい出会いに感動したりと刺激的な毎日を送るのかもしれない。 その国の仕組み、人々の考え方や生き方など、自分の知っているものとは全く異なるものを目にして、もっと知りたい!もっとい

          ヨーロッパワーホリ3:ワーホリ1年間を終えて

          ヨーロッパワーホリ2:気力ゼロの3ヶ月間

          ワーホリに行ったメインの理由は自分の恋愛の継続だった。 常日頃から思っていても、こうして文字に起こしてみるとさらに浅はかに聞こえる。 彼と一緒に暮らしたいという理由が一番強かった、というかほぼそれしかなかったため、その国に関する知識は一切なく、何なら興味もなかった。現地で出会う人々とも「どうせこの1年が終われば関係は終わるし」と考えてしまい、関係を深めるための行動をほとんど取っていない自分自身にも気付いた。 この地で新たに始めた趣味も、全て一人で、家で出来るものばかり。 もと

          ヨーロッパワーホリ2:気力ゼロの3ヶ月間

          ヨーロッパワーホリ1:きっかけ

          ワーホリビザを取得し、ヨーロッパのある国に1年間の期限付きで滞在中。 ワーホリ前、私は日本、パートナーは外国に住んでいた。私たちは5年ほど、同じ土地に住んだり遠距離になったりを繰り返している。彼と日本で生活しようと思って準備を進めていた矢先、コロナによって彼の雇い先からの話がなくなってしまった。 想像していたよりもパンデミックが長引いたことにより、2人の計画が崩れ、私たちは違う道を模索しなければならなくなった。 そこで、彼は勉強のためにある国へ行くことを決めた。すぐに手続き

          ヨーロッパワーホリ1:きっかけ

          孤独な環境で気付く自分の性質

          誰も知り合いのいない、新しい土地に引っ越してきて10ヶ月ほどになる。 主にパートナーの都合で引っ越してきたため、彼にはいくつかのコミュニティがあるが、私は全くのゼロからのスタートだった。 今まで、特に学生時代の私は新天地に行くことに恐れなどほとんどなかったし、緊張はしてもその場に入っていくことにあまり抵抗はなかった。 自分はどこへ行っても生きていける、と信じて疑わなかったし、だからこそこの地に来ることも深く考えずにすぐ決めた。 ただ、こうして10ヶ月たって分かったのは、私は

          孤独な環境で気付く自分の性質

          「落ち込んでいる自分」を俯瞰する

          この文章を書いてから既に何か月もたっているけれど、下書きとして残っているのはもったいないので投稿しておく。 気持ちが落ち込んでいる私、今の生活私の気持ちは落ち込んでいる。 正確には、落ち込んだり、持ち直したりを繰り返している。 私は今、同居人ひとりを除いて、誰一人知り合いのいない土地で暮らしている。 暮らし始めてもう1カ月がたった。 その間、手続き上の問題で仕事を始めることもできず、かといってやる気がそれほどあるわけでもないので、ものすごくアクティブに何かしら行動を

          「落ち込んでいる自分」を俯瞰する

          慣れない土地で暮らすこと、心の安定

          新天地での生活を始めてから、すでに半年以上の月日が流れた。 周囲の環境の目新しさは薄れ、全てが平凡な日常に感じられるようになった。 ここに来てから、自分の心の安定について考える時間が増えた。 それは、一人の時間を持て余しているからである。 この土地に思い入れなど全くない。ただ、パートナーとの都合を考慮して話し合った結果、移り住んできただけだ。 「知り合い」はいるものの、気軽に遊びに出かけられるような友達は1人もいない。 一方、私のパートナーはとても行動力のある人で、新しい場

          慣れない土地で暮らすこと、心の安定

          また仕事辞めた(2回目)

          前回仕事を辞めたとき 会社員として働き、全くやりがいを感じられず約1年で仕事を辞めた。 充電期間(及びモラトリアム期間)を経たのち、保育士として働き始めて同じところで約2年。年度末でまた仕事を辞めた。 前回、つまり会社員を辞めた際は、人生のほとんどの時間をその仕事に費やす意味が全く見出せずストレスで心身の不調を感じ始めたこと、ちょうどその頃に「自分のやりたいこと」を再発見したことをきっかけに仕事を辞めた。 転職先も決まらぬまま会社を去ることとなったが、少しゆっくりしてい

          また仕事辞めた(2回目)

          コロナ陽性、自宅療養と保育園閉鎖

          コロナにかかり、自宅療養を行った。 現在は既に復帰しており、仕事も始めている。 自宅療養中の過ごし方自宅療養中は2,3日で全ての症状がほとんどおさまり、残りの1週間はとにかく同居人と顔を合わせないよう、自室にこもって1人で時間を過ごした。 体はほぼ全快なのに外に出られないことが辛く、部屋の中で様々なことをして気を紛らわせた。 ネットショッピング、ゲーム、パズル、Netflix、YouTube等娯楽はもちろん、1日に30分程度必ず運動するようにした。 なんせ10日間も

          コロナ陽性、自宅療養と保育園閉鎖

          コロナ陽性、自宅療養開始

          コロナ陽性と診断されるまでそれまでは職場で何人か陽性と診断された人が出ていたものの、私自身は濃厚接触者には該当せず普段通り働いていた。 陽性と分かるまでの最初のきっかけは、「喉の違和感」だった。その日もごく普通に朝から働いており、昼食も終えて午後1時になろうという頃、なんだか喉がイガイガしてきた。忙しい日々が続いており「風邪のひき始めかな」と思う一方、やはり「コロナかもしれない」という疑念も拭えなかった。 次の日は念のため仕事を休み自宅にて休養した。一応、コロナのホームテ

          コロナ陽性、自宅療養開始

          新人保育士の3ヶ月

          保育士として働き始めて3ヶ月が過ぎた。 他のクラスの先生たちが「今年のこの子たちを担当する先生には本当に同情する」と言われたほど、なかなか個性豊かな子どもたちを受け持っている。 独学で保育士資格を取った私は、現場の大変さに全く想像が及んでいなかったため、この最初の3ヶ月間はずっと現実に打ちのめされ続けてきた。 ネットで調べたり他の先生と話したりして、自分がまさに「新人保育士あるある」の最中にいるんだなと思う。 子どもたちに指示が通らずイライラしてしまう。 𠮟るのでは

          新人保育士の3ヶ月