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ヨーロッパワーホリ3:ワーホリ1年間を終えて

ワーホリ1年の期間を終えた。
一番記憶に残っている景色は、たぶんワーホリ中のほとんどの時間を過ごした自分の家の、デスクから見る窓の風景。
特に綺麗でもない、近所のスーパーや信号、道路が見えるだけの殺風景な景色。

ワーホリに行くほとんどの人は、いろんなコミュニティに顔を出したり、旅行をたくさんしたり、新しい出会いに感動したりと刺激的な毎日を送るのかもしれない。
その国の仕組み、人々の考え方や生き方など、自分の知っているものとは全く異なるものを目にして、もっと知りたい!もっといろんな人と関わってみたい!とより多くを学び取っていくのかもしれない。

そういう気持ちでちょこちょこみちのコミュニティに顔を出してみたこともあったし、1年間で学んだこともたくさんあった。ただ、何となく、「みんなより”だめな”ワーホリだったな」と勝手に知りもしない人と自分を比べて、自分は劣っていると考えてしまう。誰もそんなこと言ってないのに。
お金を無駄にしてしまった?という考えもよぎる。もしこの1年を普通に働いて過ごしていたら…?と変えられない過去の話を妄想してしまう。考えても意味がないのに。

ただ、ワーホリを終えて日本に戻り、友人や家族と会って精神的な安定を取り戻した後には「まあ面白い1年だったよな」と、暗い部分も受け入れて1年間を消化できた、と思う。
喉元過ぎれば熱さを忘れる。

どんなことで自分のメンタルが落ちるのか、どのような対処法が向いているのか、この先の人生で何がしたいのか。
心の弱さと向き合って、受け入れて、次の人生のことを考えて、いろんなことを「まあ仕方ないか」と良い意味で諦められるような自分という面を見つけられたかな。


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