ホントは国境なんてないし、法律もないし、お金も存在してない。みんなが存在してると「信じている」だけ。
国境ってなんだ。
誰かが地球の表面に線を引いて、
「こっからここまで、私の国だ」って決めたのだろうか。
高くどっしりそびえ立つ山々、地平線が続く広い大地、深く果てしない海峡の底に、誰が線を引いたのか。
法律ってなんだ。
みんなが守るべきルールのことだろうか。
でも、なんで守る必要があるのか。
法律ってどんな色してるのか。どんな形でどんな大きさなのか。
触ったら熱いのか、冷たいのか。
お金ってなんだ。
金や銀に刻印して、これがお金ですって言えばいいのか。
紙切れに「銀行券」って書いてあれば、それがお金なのか。
じゃあ、自分で紙にペンで「銀行券」って書いたらそれはお金なのか。
国境も、法律も、お金も、有形の存在ではない。
私たち人間が、それもたくさんの数の人々が「存在している」と信じているだけのこと。
みんながその存在を信じ込んでいるから、国境も、法律も、お金も価値をもつ。
みんな“虚構”を信じてる。
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今、サピエンス全史というベストセラーの人類学の本を読んでます。
この本はとても面白いです。
日々振り回されてる、社会常識とか仕事とかルールとか色々、
それって多くの人が協力し合うための、想像上の「虚構」なのだと気がつきました。
「そうかぁ~これは虚構かぁ」と思えば、なんか楽な気持ちになれます。
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