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【Episod2-㉚】忘れられない卒園式、何故か子供達は走り回ってた


50代で幸せな再婚をするまでの
シングルマザーのストーリー
~シングルマザー本章〜

あっと言う間に離婚して3年が経ちました。
娘は2月に6歳になり、
翌月卒園式を迎えました。

幼稚園生のように制服はないので、
毎日着ていた体操着(ポロシャツに短パン)で式に臨みます。

母親の私は、いつも同じグレーのワンピースだったため母(娘の祖母)が入学式にも着れるしと言って綺麗なスーツを買ってくれました。

保育園は4年前にできて、その当時3歳だった娘たちが一番年齢が上でした。
そうです、なので娘たちの代9人が最初の卒園生になります。

そうはいっても系列の幼稚園が、所沢市内に5園あったので、様々なノウハウは園にありました。
でもたった9名の卒園式は前例がありません。

しかしながら結果から言うと、
それは本当に手作りの温かい卒園式でした。

先生と何度も何度も練習しただろう
“呼びかけ”は皆堂々としていて、
親達はその立派な姿に
胸を強く打たれました。

日々の生活は続いてるのに不思議ですよね
何だか急に成長したように思え
嬉しいような
淋しいような
気持ちになります。

お迎えの時に
「1日楽しく過ごしてましたよ」
と先生から報告を受けホッとして帰宅する
そんな毎日を続けていただけなのに
人生には必ず節目がやってくる。

家族がいるとそんな節目を、
自分の分だけではなく
大切な家族の分も味わえる。

そんな何でもない日常を
懐かしく尊く思える日が
今日きたのです。

そして節目の卒園式は、
忙しく働くお母さんが
立ち止まり振り返り感傷に浸る
温かく切ない1日となりました。

お世話になった先生方
ありがとうございました。

そして無事に卒園式が終わると、
子供達は皆、何故か狭い園内を
グルグルと走り回り始めました。

キャッキャと笑って、はしゃぎ回る
誰かが鬼で逃げてるわけでもない
そんな子供たちを見て親達は
“今日が最後って分かってるのかな?”
って不思議な気持ちで眺めていました。

きっと分かっていたのでしょうね
分かっていて、
その寂しさや
卒園式が終わった解放感
兄弟姉妹のような友達との最後の時を
どう過ごせばいいか
子どもたちなりに
無意識に分かってたのでしょう

いつものように
楽しく笑って
お別れしよう…って

次回:近所のお姉ちゃん・お兄ちゃんが歓迎会をしてくれました

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