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オキシトシン大量分泌必須! 赤ちゃんと読みたいアメリカで人気のボードブック8冊

最初に言っておこう。

そもそも私には「赤ちゃん」に「読み聞かせ」をするという感覚がなかった。言葉の意味も曖昧なはずの赤ちゃんに絵本が楽しめるのだろうか? そんな早くから読書を強要するなんて一昔前の教育ママでしょ! そう思っていた。

でも今、これから子育てをはじめる方に、一番にオススメしたいのは赤ちゃんからはじめる絵本の読み聞かせだ。


親子で共有する幸せな「読み聞かせ」時間

きっかけはアメリカ人の先輩お母さんからベビーシャワーでいただいた絵本数冊。まだ首の座らないうちは、話しかけたり歌ったりがメインだったが、4ヶ月くらいから膝に乗せての読み聞かせタイムを日に数回。

読み聞かせ、絵本、バンザイ! 

寝不足の私

赤ちゃんの温もりを感じながら絵本を読む時間の何と幸せなこと。

身体も心もホカホカ、プニョプニョし放題の時間だ。

親子でオキシトシン大量放出のアクティビティだ。

こうしてわたしの読み聞かせ育児は娘が

自分で読むからいい!

無邪気な娘

と言放った7歳まで続いた。

…😭

オキシトシン製造機を失った私

アメリカで人気のボードブック8冊

後々に気がついた。頂いた絵本はアメリカで子育てするなら絶対に読むド定番であった。ここではその時頂いた絵本に、私(と娘)のお気に入りを加えたリストをご紹介する。これから育児をはじめる方々の参考にして貰えたら嬉しい。

かなりボロボロだけど思い出いっぱいの面々

The Very Hungry Caterpillar (by Eric Carle)

今では日本でも定番となった「はらぺこあおむし」。あおむしさんが食べる時に指を穴に入れて読み手も食べた感覚を味わえる。何百回、何千回読んだか。照明を消した部屋で空読みもできるくらい。そして、「大きくなったら何になる?」の3歳の時の娘の答えが「チョウチョ!」になってしまったというオチ。

Goodnight Moon (by Margaret Wise Brown)

おやすみ前の定番。韻を踏んだ文章が心地よく、読み手も聞き手も夢心地にさせる。初見でダサイと思ってしまったが、赤と緑のコントラストの挿絵は実は視力が発達途中の赤ちゃんにも認識できるようデザインされている。絵の中の牛、猫、手袋、風船などなど、を見つけながら読んでほしい。

Pat the Bunny (by Dorothy Kunnardt)

仕掛け絵本。うさぎの毛皮、パパの髭(風のヤスリ紙?)、鏡など、赤ちゃんも積極的に参加して楽しめる。私にとっては、指で触った時の感触なんて一度感じるだけで十分だけど、娘は何回でも楽しめる。普通のボードブックのようなダンボール素材で出来ていないのと、バインディングがプラスチックリングになっているのもあって、娘が2歳になる頃にはボロボロに。薄汚れたうさぎのお腹部分に、ありがとう、と感謝して捨てた思い出。

Snuggle Puppy ~a little love song ~ (by Sandra Boynton)

上記の3冊に比べると、新しめの本(2003年出版)。愛情たっぷりすぎて、ついつい歌ってしまう親犬の姿に親子でオキシトシン爆上がりの一冊。歌の部分は、適当にリズムをつけて歌って楽しもう。これからこの本を赤ちゃんと読める人は本当に幸せ者。ちなみにこの著者のThe Going to Bed Bookもイチオシである。

Peek-a Who ? (by Nina Laden)

Peek-a-boo「いないいないばあ」をもじって「いないいない、だーれだ?」。覗き穴のページで次は誰かなと考えてページをめくると出てくる何か。意外性はそこまでないが、全赤ちゃんが絶対通る「いないいないばあ」のブームのお供に。同系の他のオススメはOpen the Barn Door by Christopher Santoro(本のサイズは小さいので要確認)、とWhere’s Spot? by Eric Hill(かくれんぼ系)

Guess How Much I Love You (by Sam McBratney)

こちらはうさぎ版の愛情爆発系。どのくらい「好き」なのかを表現するのに、手を広げたり、ジャンプしたり、走ったりしているうさぎさん親子。真似して楽しみたい赤ちゃんにとっては寝る前には向いてないのかな。昼間なら読み手も一緒になって身体を使って楽しめる。でもね、最後の締めくくりは「おやすみなさい」なのでやっぱり寝る前の読み聞かせ用かな。どちらにせよ、赤ちゃんと「大好きゴッコ」できるのは変わりない。

Have You Seen My Duckling ? (by Nancy Tafuri)

ちゃんとお留守番出来ない小鴨が一匹。その子を探しにお母さん鴨と兄弟鴨たちが池中を探し回る。全てのページにそのヤンチャな子が隠れているが、お母さんはいつもちがう方を見ていて、「志村、後ろ!」の気分が味わえる。この本の文章は「Early one morning」と「Have you seen my duckling?」のみなので、「英語読めないから」という言い訳無用。

I am a Bunny (by Ole Risom)

Goodnight Moonに次いで古い1963年出版。私のお気に入り。理由は、①レトロな雰囲気の色鮮やかな絵、②四季の美しい描写、③何も特別なことが起こらない自然の中で楽しむうさぎ。今風に言えばマインドフルネス的な。子供が自然と触れ合う時の今を楽しんでる風景と重なる。親子で穏やかな気持ちになれる絵本。

以上、親子でオキシトシン出しまくってね。


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