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肩に猿をあまり乗せないようにしよう

タイトル、意味わからないと思う。
これはメンターシッププログラムで私がメンターから言われたことだ。

私は仕事で海外のチームに所属しており、住まいは日本だが仕事はもっぱらオーストラリアやニュージーランドの人たちとしている。ほぼほぼリモート勤務で、日本のチームの人と一緒に仕事することは少ない。
そんな中の悩み。それは
日本チームの人たちより色々な頼まれごとをするということ。
しかも私が答えられない内容で遠回しに「海外のチームに聞いておいて」というような内容。

今まではそれを受け取り、きちんと人に聞いて、それを聞かれた人に伝えていた。
しかし、私の仕事内容に関係のないことが多く、ただコミュニケーションの繋ぎ役となり、間に挟まれてしまっているような状況にいた。
しかも、コミュニケーションがうまくいかなかったり要望が通らない場合、片方からネガティブなことを言われることもあり、かなり気を使ってしまっていた。

そんな話をメンターにすると、
「何か質問されて、それがあなたの専門分野ではない場合、あなたはどう答えている?」
と聞かれたのだ。

そこで私は
「聞いてみますね!と答えている」
と言った。

そしたら彼女は、
「それ、『肩の上に猿を乗せている』というのよ。相手はあなたが聞いてくれることをラッキーと思ってどんどん色々なことを要求するし、うまく仕事を押し付けている。責任も取らなくていいし面倒なことをしなくて良いから楽よね。代わってあなたはコミュニケーションの板挟みになるし、Noといえば直接責められるのはあなた。そういう抱えなくてもいい厄介なことをたくさん持っている状況をスウェーデンでは『たくさんの猿を肩に乗せている』というのよ」
と教えてくれた。

私は「どうすれば猿を減らすことができますか?」と聞いた。

すると彼女は、
「まず無理なことははっきり無理だと伝える。その上でまだ色々聞いてくるようであれば『ではどうしたらそれが可能になると思いますか?』と相手にも考えさせるの。そして、自分の時間がある時に適切な人にその話をし、もし相手がオーケーと言えばそれを後から伝えればいい。
もしあなたが答えを知らなかったら、『この人に聞いてみてください』と人を紹介する。あなたはもしかしたらそれを続けると誰も自分を頼ってくれなくなるのではないかと心配するかもしれないけれど、他の人は、あなたに聞けば必要な人を紹介してくれるしきちんとネットワークを築いている人だと理解するわ。そうすることで不必要な肩に乗っている猿を減らすことができるのよ」
と。確かに自分が問題を抱え続ける必要はないし、何より直接やりとりしてもらう方が効率的だ。実現が難しいことがあるのはこのような場合私のせいではないし、どうしても実現したいのであればその担当者もしっかり考えるべきである。

しかしながら、「聞いてみます!」と言ってしまう癖は抜け切らない。たまに反射的に言ってしまう。しかしその時私の頭の中に、実際には見えない小さな猿が私の肩に乗って頭を掻いている姿が思い浮かぶのだ。

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