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新宿駅を歩いていたら涙が出てきた話

いつも通り仕事を終え、少し用事を済ませて久しぶりに新宿駅から家に帰ることになった。
コロナが落ち着いてきたこともあり、観光客がたくさんきているなぁと思いながらノロノロと歩いていたら、1人足元のおぼつかない背の高いおじいさん。
彼は多分日本人ではなくて、腰が曲がっていてそれなのにスマホをいじりながらヨタヨタと歩いていた。
その人を見ていたら胸がキュッとした。
というのも、私の今の彼もスウェーデン人、年をとってもスマホや機械をずっといじっていそうなパソコンオタク。プログラマーということもあってパソコンの前に座っていることが多く、姿勢もすごく悪い。
なぜか、彼が歳をとったらこんな感じになるだろうな、という気がしたのだ。

さらに、新宿駅のおじいちゃんの前にはニコニコしながら歩いてくるのを待っている日本人っぽいおばあちゃん。さらにうるっときた。

私は今の彼がヨボヨボになるまで一緒にいて、前で待ってたおばあちゃんのようにニコニコしながらずっと一緒に過ごしていきたいという気持ちがとても強く湧いたのだ。
そう思える人に出会えるってそうそうないと思う。本当にラッキーだし絶対何があっても一緒にいると心に強く誓った。

今この時を大事にしながら1日1日過ごして、ヨボヨボになっても手を繋いで仲良くゆっくり歩いているようなそんなじいばあになりたい、と思いながら、心がほっこりそして同時にキュンとしながら電車に乗っている。
家に帰ったら彼に抱きつこう。

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