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コラム(1日)、応援演説にみる石丸候補への期待感、経済界長老の“熱意と意気込み”

都知事選は7日の投開票に向けて残り1週間。主要メディアの事前調査では「現職の小池氏が優勢、蓮舫、石丸候補がこれを追う展開」のようだ。学歴詐称疑惑を抱える小池都知事を、裏金づくりに勤しんできた自民党が応援する。そんな疑惑の組み合わせでも選挙に勝てるということのようだ。本当にそうなのだろうか。都知事選挙は一体何を争っているのか。子育て、福祉、賃金、格差解消、環境問題などテーマは山ほどある。個人的には“新しい政治”の創設に向けた選択ではないかと思っている。そんな期待感を熱烈に語る人がいた。KDDI創設者の千本倖生(せんもと・さちお)氏である。6月30日に大岡山駅前で行った石丸伸二候補の応援演説をYouTubeで見た。なぜいま石丸氏か。千本氏の応援演説を文字化してみた。少し長くなるが全内容を以下に引用する(読みやすくするため演説内容に一部修正を行なっている)。

千本 皆さん こんにちは、K D D Iの前進であるD D I(第2電電)を今から40年前に2人で創った片割れです。あとの1人は稲盛和夫さん。稲盛さんと私でD D Iを作った。新しい会社を作るのは苦しみの連続でした。当時日本には日本電電公社(NTT)1社しかなかった。独占です。新しい会社を創れば日本の電話料金は絶対下がる。携帯サービスもできると思ったわけです。いま流に言えばベンチャーを作ろうとした。当時N T Tは30万人の社員がいた。対する我々はたった2人。いろいろなものを捨てて新しい会社を創った。そういう会社の創設に関わったが、その過程で当時のエスタブリッシュメントとか、そういうとこからものすごい圧力あった。皆さんの想像以上に大変な妨害とか圧迫があった。それをくぐり抜けて、地獄の中を通りすぎて今のKDDIがある。売り上げが9兆円ぐらいの会社になった。N T Tは10兆円です。

NTTはその後民間企業に変わります。KDD Iは何にもないところから出発してN T Tを民間企業に衣替えさせた。やっぱり新しい時代を作るためにはリスクを取って、今までの価値とは全く違う仕組みを作らないとダメです。日本は過去30年間、停滞している状態ですよね。私は月のうち2、3回は海外行っている。先週N V I D I A、先々週はT S M Cという半導体会社のトップにあった。話すと彼らも日本と同じように既存システムとか既存の体制にいじめられている。だけど新しい価値を作んなきゃと思ってチャレンジして、そこからジャンプして成功している。まさに今日本はいまジャンプする直前の時期にある。いままで30年ダメだったけれど、これから先もダメだってわけじゃない。日本はこれから確実に回復します。そういう時代に回復のきっかけを誰が創るんですか、それは若いリーダーですよ。若いリーダーしかない。

石丸さんは僕の大学の後輩です。若い、まだ 40ちょっとです。僕は彼のちょうど倍、81歳です。私はこういう若い力が日本の既存システムを壊して、経済を本当に上昇する経済に変える。そういうリーダーに石丸さんはなれる。この男を日本が回復するためのリーダーにして、東京をニューヨークとロンドンに次ぐ、世界の3番目の都市にしてほしい。東京が新しいリーダーで変わったら、確実に日本が変わる。日本を変え、世界に通用する日本を実現する。それが政治家の役目です。新しい価値を作り出すのは若い政治家です。そういう意味で石丸さんが日本の東京のリーダーになれば確実に日本は変わる。それを81歳の私、K D D Iの総業仲間の私が応援する。どうぞ石丸さんを日本のリーダーにしてください。

高齢の政治家や財界人に牛耳られている日本に、御年81歳の“若い”お年寄りがいて、世界を飛び回っていることが大いなる“救い”でもある。1週間後に控えた都知事選挙、名実ともに若い石丸が奇跡を起こせるか・・・。

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