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台湾9 街中

台湾は2019年9月からコンビニやカフェの店先での喫煙が禁止となりました。
罰金も発生します。
建物内も禁煙の場所が多いので、旅行に訪れた喫煙者はご注意を。


▼ピロティ

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台湾の大通りに面している建造物の殆どはピロティ様式です。
ロシアの揚げパンみたいな名前だが、台湾では騎楼(Qí lóu=チーロゥ)と言う。
歩道がビルドインしてあり歩行者は雨除けと日よけとなるので中々助かります。

この様式が多い理由は自治体が建築管理条例で定めているためです。
騎楼を設けない場合は騎楼に代わる歩道を設けなければならないことや、騎楼を設けないと建蔽率も小さくなることもあって商業エリアは自然に騎楼のある建物ばかりとなる。
雨の日は床材が滑りやすい場所や、段差もあるので足元にはご注意を。

▼監視カメラ

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外灯や先述した騎楼天井にはよく観察すると監視カメラが設置してあり、密度が高い事が分かる。
実はその多くは警察が管理している監視カメラで、台湾全土には13万台あります。

監視カメラ大国と言えば中国がダントツ。
その数は中国全土で約2億台のカメラが設置されているとか(8人に1台程度)
人工知能を搭載した『天網』と称する世界最大の監視カメラネットワークで個人情報と紐づけられているので管理・監視社会の恐ろしい所です。

日本では公式の調査は無いですが、監視カメラは400~500万台あるとか。
抑止力や安心感などの副次的な効果が高いのは良い事ですが、日本では監視カメラの設置に対する法律や条例がありません。
各自治体のガイドラインに沿って設置する必要があるので、正しい目的の運用と設置がされていない場合はプライバシーが侵害(個人情報保護法に抵触)されている可能性もあるかも知れませんね。

まぁ、実害がないので声には上げる人はほぼいないと思いますが…。