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部下の救いの求め方

仕事にトラブルはつきものです。
トラブルのない仕事などないと言い切っても異を唱えるひとはいないでしょう。

トラブルがあるから、悩み、迷い、困ることがあるからそれを解決するために上司は存在します。
上司に救いを求めるのも部下の仕事の重要な役割で、解決できないまま抱え込んでいるリスクは計り知れません。

一方で、救いを求めるものには求めるなりの作法のようなものがあります。
「どうしたらいいでしょうか」
これは助けを求める時の下の下です。
救いを求める時に必要なのは判断を求める問いかけと、行動を促す投げかけです。
こうしたいが良いか、こうしてくれないか、そんな投げかけでなければなりません。

「どうしたらいいでしょう」
そう投げかける時、部下の思考は止まっています。
考え続けていれば判断を求めるか行動を促す投げかけが自ずと出てきますが、その思考を放棄した時に出てくる言葉なのです。
そして答えを待つ姿勢になった時、指示に従うだけの人間になってしまい、成長することができなくなります。

全く考えが及ばないので、一緒に考えてもらえませんか?
これは相手の行動を促す投げかけです。
自分には荷が重すぎるので誰か違う人を担当にできませんか?
これもそうです。
案として二つ考えたのですがどちらが良いでしょうか、それとも他に考え方があるのであれば教えてください。
これは判断を求め、必要に応じて行動を促します。

このように救いを求める時には必ず自分なりの答えを用意し、判断と行動のどちらを求めているのかを明確にしましょう。
4月半ばになって新入社員も本配属になることでしょう。
意識する/意識させることが成長のきっかけになるはずです。

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