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企画書に3Cが必要な理由

商品企画の仕事のアウトプットとして企画書があります。
書式は企業ごとに様々で、データのフォーマットもPowerPointあり、Excelあり、 Wordあり、重視する内容によっては変わります。
参考までに特長をあげると、商談やプレゼンテーションへの利用を考えるとPowerPoint、事業に関する計算を細かく出したい場合はExcel、スピードを重視するならWordという感じです。

企画書のフォーマットは様々あれど、そこには必ず3Cの視点で情報が入って来ます。
3Cの視点で作られていない企画書は不完全であるとも言えます。

ジャンケンをする時、私たちは3つの手から何を出すかを考えます。
決してどれかの手を出さないという縛りをかけることはありません。バレれば負けるからです。
ジャンケンの手が常に3種類必要なのは勝敗に関わるからです。
グーに勝つにはパーが、パーに勝つにはチョキが、チョキに勝つにはグーが必要だからです。

企画書における3Cも、三竦みほど単純ではありませんが同様です。
自社と競合の関係だけでは市場の受容性が見えません。
自社と顧客の関係だけでは競合への競争力が見えません。
競合と顧客の関係だけでは自社の取り組みが見えません。
自社の提供価値が顧客にとって魅力的であり、それが競合を上回っているという状態が分かってこそ企画としての納得感が出てくるのです。

企画を立てる上で自社のことを忘れる人は流石にいないことでしょう。
一方で競合を度外視したり、比較競争にばかり集中してしまう場面は少なくありません。
3Cという言葉の通り、意識するのはたったの三つです。
それぞれの観点を忘れず、説得力のある資料を作り上げましょう。

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