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企画提案の本質

マーケティングに関わる上で重要な関所に企画提案があると思います。

メーカー勤務の私は商品企画として提案をしていましたが、営業企画や経営企画など、ビジネスにおいて企画の幅は非常に広いものです。

幅は広いのですが、企業経営においてその本質はシンプルなものです。

「儲かるからやりましょう」

「儲けは少ないけどやるべきです」

「儲からないけどやるしかありません」

これらのどれかに帰結します。

儲かるからやるのは当たり前として、儲けが少なくても別の利益が得られるならやるべきですし、時にはリコールのように損失を出してもやるしかないものもあります。

勿論これだけで承認は得られません。

「なぜならば」を何段階も用意しなければなりません。

儲かるからやりましょう、なぜならば市場が拡大しています、なぜならば目立った競合の増加がないからです、なぜならば我が社の強みが発揮できるからです…

こういった具合に理由を繋げていくと、企画提案の粗筋ができてきます。


マーケティングには目的設定が必要で、それは売上拡大、利益拡大、ブランド強化に概ね分類されると言います。

底の浅い経営者はこれら全てを同時に求めようとします。なぜなら儲けたいからです。

原理原則に基づいて売上拡大•利益拡大•ブランド強化のどれを選ぶか迫るのも一つですが、儲けたいというシンプルな欲求に応えるのも企画提案の大事なところです。


慣れていないと企画提案なんて難しそうに感じるものですが、構造を理解した上で整理すればシンプルなものです。

小難しい名前のマーケティングツールに手を出す前に、まずは構造を理解するところから始めてみましょう。

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