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戦略にならないもの

戦略という言葉は仕事においては日常的に耳にします。
商品戦略、販売戦略、事業戦略、経営戦略…さて、では戦略とはなんでしょう。
調べると、ある目的を達成する為に大局的にことを運ぶ方策、という説明が出てきます。
目的があること、その為の方策であること、そして大局的であることが必要な要素です。
ところが、これらを満たしていても戦略として成り立たない場合があります。
それは余りにも拙くて戦略とはとても言えないというものではありません。
戦略として拙いとしても、戦略として成り立たないわけではないからです。

戦略たり得ないもの、それは共有と合意がされていないものです。
勝手に考えていること、誰の合意も得ていないことは戦略にはなり得ません。
目的が共有できていない状況では目的達成などできるはずがありません。
目的を合意し、達成の為の大局的な方策を合意すること、それが戦略を戦略たらしめる前提条件なのです。

どんな些細なことであっても、目的が共有できていて、場当たり的ではなく少し視座が上がっており、手段が共有できていればそれは戦略と言えるのです。

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