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粗く細かく考える

世の中にはなんと考えることが多いのでしょう。
あれもこれも考えないといけない、いっそのこと全体像がわかるように書き出してみよう!
そう意気込んで書き出し始めるとあっという間に詰まります。
様々なフレームワークに頼ろうとしても詰まります。
もれなくダブりなく書き出すことはなんと難しいのでしょう。
そんな書き出しに挫けそうな方は、きっと真面目に一枚で整理しようとしているのかもしれません。

何かをまとめようと書き出す時、全体を俯瞰して見られるように一枚にまとめるという考え方は、間違ってはいませんが横着です。
混乱を抱えたまま横着をしようとすればうまくいかないのは目に見えていることでしょう。

物事を整理する時のコツは粗い整理を何段階もすることです。
部屋の片付けを思い出してみてください。
ただ闇雲に片付けようとすれば飽きてきて、本棚の整理ついでに引き出した漫画の沼から抜けられなくなります。
ゴミか、ゴミ以外か。ゴミを捨てます。
その部屋のものか、それ以外か。その部屋以外のものを出します。
出しておくものか、収納するものか。好きな方から手をつけましょう。

物事をうまく考えるコツは粗い分類をすることです。
そしてそれを細かく何段階も行うことで結果としての細かさを手に入れることです。
少しずつ細かくしているので、誰かに伝えようとした時に相手に合わせた段階で話すことができます。
「いつまでダラダラ部屋をかたづけてるの!」
そう叱られた時にも
「ゴミは捨てたし、よその部屋から持ってきたものも戻したよ!」
こんな感じで反論できるわけです。

最初から細かく分けようとすると混乱します。
どのくらい細かくしたらいいか分からないからです。
最初は半分に。その次はもう半分に、更に…
一回一回は粗くても、段階を細かく踏んでいくことで程よい加減が見えてくるはずです。

粗く、細かく考えてみましょう。

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