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二人だけの戦場 観劇記録

ごきげんよう。5月はなぜか貸切がやたらとあたり、西日本への遠征が多くなりました。
もうあっという間に夏らしい気温になり6月に入りそうなのでいい加減観劇記録を記したいと思います。

どうやら花組の梅芸メインホール公演には縁があるようで去年のトプハに続き今年も観に行きました。
もう私のブログを読んだことある方には存じ上げられてそうですが正塚先生のお芝居作品ですので今回の相性は如何に…と臨んだらこれは再演もさもありなんと思うほど良かったです。確かに役は少ないけど、ここ最近の花組あるあるの観客まで集中力を必要とするような緊迫感のあるお芝居でのめり込みましたね。

柚香さんは軍服が誰よりも似合うし、それもどう考えても破滅の道しかなさそうな軍人がハマり役ですね。前回のルドルフといい、シンクレアといい本当にいい未来が待ってるようには見えなかった。(そんな中で唯一ハッピーエンドに振り切る伊集院少尉はすごい。) どう足掻いても良い未来なんてなさそうなのにあんなに幸せそうな顔して愛する人との時間を楽しんでるのも伝わるので余計に結末が不安になります。今回は年月こそ経ちましたがハッピーエンドではあるので良かったなあ。

星風さんも一番彼女の持ち味を生かした芝居だったと思います。正塚先生の作品って「うん。」とか「ああ。」が多いですが今回それをよく担ってたのがライラ。ポスターからしてもっと勝気なキャラかと思いきや割と等身大の女の子でした。父に対する心配やシンクレアとの別れあたりの芝居は脚本のせいでちょっとくどくなるところですが、ぴたりとピースがはまっていた印象。

永久輝さんもまたよかったです。彼女の大きい声がよく活きる弁護人の証言。大逆転裁判より前に異議ありを聞けるのは面白かった笑 永久輝さんも闇属性にしていくのが上手いタイプですが今回はそれを抑えていていつものお芝居が恋しくなりましたね。でも次は日本モノのコメディだしね、、、

そしてお帰りなさいの綺城さん。ノヴァロの出番は多いわけじゃないけども、あー反抗的な兵士もまたいいなあと。星組に来てからは上流階級の人のお芝居が多かったからある意味新鮮な気持ちで見られました。

それに希波さんもまたたくさんの場面を任されてましたが着実にスキルを積み上げていってるのが手に取るようにわかりました。

個人的MVPは羽立さんと朝葉さん。2人とも歌が上手いし、ロミジュリの裏ロミジュリみたいにここのカップルがあるからこそ主役コンビとの対照になる重要な役どころでした。ここ二人も幸せになってほしい、家族としてね。

そんな感じで観劇記録でした。次は雪組さんのライラックです!

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