NZ🇳🇿レイシストへの反論方法
昨日、ステイ先のバックパッカーズで初めてレイシスト(人種差別主義者)に攻撃されました。
ただ、私としては大ごとに思っていなくて、
差別してきた人はおそらく浮浪者なのか?
ちょっと頭がおかしい感じのおじさんでした。
ちょっと別件で、
最近、滞在先のウェリントンにある別のバックパッカーズで火事があり、おそらく8人以上がすでに亡くなっていて、11人がまだ不明のままの大事件がありました。
自分もそこを選んでいたら、と思うとゾッとします。
ウェリントンは一応首都ではあるけれども、
とってもとっても小さい街です。
10人以上も亡くなるなんて、
同じ町内でそれだけの人が亡くなるのと同じ感覚。
その時運良く助かった滞在者の一部が、
私のホステルに今避難しています。
なので昨日のおじさんは、
もしかしたらそこに住んでいた人なのではないかと。
ずっと私のホステルにいたとしたら結構大問題ですでに追い出されているのでは、というほどの狂いっぷりでした。
もしかしたら火事によるあまりにもショックなダメージで、精神が壊れてしまった人なのではと私は勝手に想像しています。
とにかく、亡くなった人が安らかに眠れることを祈ります。
そんなことがあり、レイシストの話。
昨日は一緒に滞在している友達が夜出かけていたので、一人でスマホを見ながらご飯を食べていました。
そしたら後ろから急に大声で
「何見てんだ?」
「お前、チャイニーズか?」
「チャイニーズが何見てんだ」的なことを言われました。
(多分、私が餃子と辛ラーメン食べてたからだと思われる)
せめて韓国人って言え。
びっくりして、
そしてそれと同時に周りを見渡すと
助けてくれそうな人が誰もいないと判断したので
ひたすら無視をしました。
何か言い返すと、
何をし出すかわからなかったので。
その後も彼は永遠と文句を垂れ流し、
私が無視し続けることに飽きたのか、去っていきました。
そのことはなんとなく一緒に滞在している友達にも言えなくて。
(とても心配されそうだったから)
自分的にもそこまで深く考えなかったので、
特にダメージなく終えました。
しかし今日、仕事中にふと昨日のことを思い出したら、だんだんと腹が立ってきて、めっちゃムカつくわ〜あのジジイ、っと言い出す私が現れました。笑
なんか言い返してもよかったのかな〜
なんか悔しいわぁ〜みたいな気持ちになってきて、あの時言い返すとしたら何を言い返せただろうか、って考えながら今日の仕事が終わりました。
私は英語のネイティブスピーカーでもないし、
どんな言葉が返せるのか、全く想像もできなかったのでこの機会に考えてみました。
私が言えることパート1
「I’m not Chinese.」(中国人じゃないです)
と真剣に目を見て言うのもアリだったかなと。
パート2
「Excuse me. I’m eating right now, could you please move away from me?」
(すみません、ごはんを食べているんです。席を外してもらえませんか?)
パート3
「Do you want me to call a Police right now? That is the racial discrimination.
Please shut up your mouth. Otherwise you are kicked it out from this place. (Fuck off)」
(警察を呼んでもらいたいですか?それは人種差別です。黙ってください。さもないと追い出されますよ。(出ていけ))
でもイカれた相手に暴言を吐くのはあまり得策ではないと思われる。だから一番言いたいことは心の中に留めておこうと思う。
ちなみにこの件に関して、
一番信頼できるアメリカ人のポールに聞いてみました。
彼はなにせアメリカ出身なので、いろんな差別に対してとても敏感だし、私が何気なく言うジャッジメントに対してもちゃんと厳しい。
ポール回答例
★if you want to be very polite... (もし丁寧に言いたかったら)
「Please don't talk to me if you are going to be nasty. If you continue this, I'll have to complain to the manager or police about you.」
(もしそのまま意地悪を続けるなら、すみませんが話しかけないでもらえますか?これ以上続けるとここのマネージャーか警察に苦情を入れますよ。)
★the rude version. lol (もしお行儀悪く言いたかったら。笑)
「Fuck off old man! Who the fuck are you to talk to a young lady like that. Get the fuck out of my face and don't talk to me ever again. Fuck you" 」
(くたばれクソジジイ!こんな若い女の子に向かって、おまえ誰だよ。消え失せろ。2度と話しかけるな。🖕)
とのことです。さすがです。笑
でもポール的にも、危険だからルードな言い方はお勧めしない、とのことでした。笑
「もしその場に僕がいたら、
めちゃくちゃそいつを罵倒してただろうし、むしろ僕がいなかったのは逆に良かったよ。」とのこと。私もそう思います。
彼はなにせアメリカ人なので、正義感や自尊心を傷つけられたり、恐怖を感じさせられたりすると
私が恐れおののくほどの強烈な言葉で相手を制する場面を何度も見てきました。
普段穏やかな仏みたいな人が本気で怒るとこんなにも怖いものなのか、と考えさせられます。笑
ここまで本気で他人に怒れるのは、日本人の感覚には無いものだろうなと。
私はいつもちょっと怖がりながらも、
アメリカ人ってやっぱ強えぇってちょっと遠くから眺めていたりします。
そんな親友の彼お話していたら、私の心はすっかり落ち着きついて平和なさざなみ状態に戻りました。
私は今までこの国でレイシストになんて遭遇したことはなかったのだけれど、
そう思うと他の英語圏国家と比べると本当に平和な国なのだけれど、やはりゼロでは無い。
しかし、強みはやはり人口の少なさ。
そして多民族国家で先住民のマオリとヨーロピアン、1/4が移民で成り立つ国家。
それだけに、レイシストへの批判はとても厳しいです。
そしてこの国でもし差別の被害に遭うと、
警察に相談して対応してもらうことができます。
証拠の写真を撮ったり、より詳しい情報があればあるほどいいのだとか。
私が通っていた語学学校では、
被害にあったことを申し出ると学校が警察に相談してくれるシステムがありました。
ニュージーランドって、対応はたまに雑だけれど、ちゃんと親身になってくれる人が多いのも事実。
もし差別被害を受けたら、警察に相談して対応してもらうことは、結構当たり前みたい。
ニュージーランドに来て、そんな被害に遭う日本人がいなくなることを願います。
私としては、またひとつ日本以外ならではの経験ができて良かったなと思っています。
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