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漫画「マンホール」感想(完結作品を語る! #277)

「マンホール」(筒井哲也)
連載期間 2004年~2006年(ヤングガンガン)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「マンホール」は、
マンホールの下で行われた行為の結果、ある事件が起き、それを追う刑事達という話です。

最近、筒井先生の作品にハマっているので読みました。
全3巻を、LINEマンガとネカフェで。

さて、
今作も筒井先生らしく、精神病患者・ロボトミー手術など社会問題が内包されています。

そして、感染症。
コロナ禍以前の連載というのもあって、今読むと登場人物のリスクマネージメント出来ていないところに時代を感じます。と同時に今はその危険性を知ってるので読んでいてかなりのヒリヒリ感があります。

いやー、しかし、
相変わらず人物描写が素晴らしいです。諸々、大袈裟でないのがリアルというか…。
主人公の若くて普通っぽい女性刑事とゴツい中年男性刑事のコンビのやりとりも過不足なくイイ感じです!

あと、
場面ごとに、時間と場所が記されるのも今作の作風に合っています。

さらに、
「リセット」の主要人物の天才ハッカー喜多嶋も出てきます!
こういうサービス精神のある展開、好き
です。

終わり方は、
刑事二人のやりとりに、人生はやり直せると思わせてくれる後味のよいもの
でした!
犯罪者の抑制・犯罪抑止の為に「何を・どこまでしたらいいのか?」という問題には、当然、完璧な答えは出ないわけですが。

ということで、
サイコサスペンスが好きな人に、映画「マイノリティ・リポート」が好きな人に、
眼帯フェチの人にもオススメ
です!(笑)


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「マンホール」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #マンホール #筒井哲也

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