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漫画「新ルパン三世」感想(完結作品を語る! #394)

「新ルパン三世」(モンキー・パンチ)
連載期間 1977年~1980年頃(WEEKLY漫画アクション)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「新ルパン三世」は、大怪盗ルパンらの活躍を描く笑える作品。
ルパンシリーズ原作の第三弾で全12巻!

LINEマンガで全話読めます!とはいえ後半、30話ほどはポイントが必要です!

さて、
5年ぶりにルパンに招待され集まった峰不二子、次元大介、石川五右衛門。
と思ったらルパンみたいな人物は変装した銭形で、そんな感じで全員集合となり新たな物語は幕を開けます!

今作では、現在のルパンと同じように基本ルパン・次元・五右衛門は常に一緒にいます。

画力は少し上がったというか見やすくなっています。
とはいえ現代的な、見やすく細かく描き込みされたようなものではないです。

次元と五右衛門の各キャラが目立つ、そのかっこよさが際立つ話もちょこちょこありますので次元や五右衛門のファンも必見です!

キャラで言うと、
銭形警部とともに今作では、凄腕だか犯罪者には人権はない!というタイプのメロンという刑事が出てきますが、あまり魅力的ではないです…。
あと、
前作の無印のルパンから登場するんですが、ネズミ一族というルパンと対立する悪の組織の連中も出てきます!
普通の漫画で言えば、こういう存在は必要不可欠なんですが、ことルパンにおいては決まった敵対組織がいないほうがいいですねぇ。

ただ、
各話は短くイイ感じにまとまっています!4コマ漫画のように構成がしっかりしてるというか!
ピンチをトンチで切り抜ける感じで、時代を選ばないわかりやすくクスッと笑えるオチのものが大半です!
まぁ、後半は構成が変わり、
シャーロックホームズ的なシャードックとの戦いや、アルカトラズのザ・ロックが描かれるサンフランシスコ編などは10話以上続けて、なんですが…。

好きな話は、「地獄志願」
余命いくばくもないお嬢様がルパンに自分の命を奪ってくれと頼み、断られるとルパンと行動を共にして…。
どうなるかは読んでもらうとして、いいこいいこと育てられ、そう振る舞ってきたお嬢様が地獄に憧れる様や、ルパンのロマンチストなところが胸に響く、儚い香りがするような話
でした!

ということで、
ルパン作品をコンプリートしたい人、スナック菓子のようにサクッと笑える話を読みたい人に、
モンキー・パンチ先生のルパンが読みたいという人には今作からがオススメ、かも
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

最終話は「完結編 ENDLESS」という意味深なタイトルです!
変装した銭形らの仕掛けた罠にハマったルパンら四人は、タイムマシンを求め海底洞窟を探索している最中に爆薬が大量に仕掛けられていることに気付くものの明るいんです!
まるで、また明日頑張ろうや!くらいな感じで。

そして、銭形は海を見ながら、ルパンは罠と知ってても飛び込んでくる、挑戦だけに生きてるんだと言い、爆破のスイッチを押します!
洞窟の一部?が海上に飛び、その後、残骸が海に浮かぶ…。ラストカットはそんな海の場面です。

逃げるルパンと追いかける銭形、そんな終わらない日常みたいな終わり方が"らしい"ですが、これはこれでけっこう好きな終わり方です!一作目・二作目よりかなりいいですね!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「新ルパン三世」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #新ルパン三世 #ルパン三世 #モンキーパンチ

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