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漫画「ルパン三世」「ルパン三世 新冒険」感想(完結作品を語る! #377)

「ルパン三世」「ルパン三世 新冒険」(モンキー・パンチ)
連載期間 1967年~1969年(WEEKLY漫画アクション)、1971年~1972年(週刊漫画アクション)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「ルパン三世」「ルパン三世 新冒険」は、大怪盗ルパンの孫で怪盗グループのルパン達の活躍を描く作品です。
未だにアニメ化などもされ人気のルパン三世ですが、最初の連載は1960年代。
60年代と言ったらビートルズが現役で活躍してる時代です。色褪せないのが本当に凄い!

そして、
続編の「ルパン三世 新冒険」は最初のアニメ化の1971年に連載開始されたそうです。
劇中の時間は前作ラストから3年経過しています。

ということで、
その2つを合わせた全10巻の「ルパン三世」を、LINEマンガでポイントも使いつつ全話読んだので語っていきます!

まず、
画は黒が多いし、字で言うところの達筆な感じで読みづらいです。
もしかしたら私が見た電子書籍の問題もあるかもしれません。古すぎて綺麗な原稿をデジタル化出来なかったとか?

ただ、
キャラ設定に関しては初めからしっかりしていますし、話は面白いです!
現在のルパンより多少、冷淡さがありますが個人的には読みづらくはならなかったです。
ルパン以外ですと、
すぐに銭形警部は出てきますし、序盤から次元大介、石川五右衛門、峰不二子も出てきます。

とはいえですね。
色んな女とセックスしたりアウトローの軍団のボス的な立ち位置もあるルパン、銃の名手感のない次元くらいはすぐに受け入れられるんですが、同名でキャラも似てるけど別人?が出てきたりと混乱もします。
例をあげると、
事件をかきまわす女として毎回のように出てくるのが、名前も見た目も峰不二子なんだけど同一人物ではない、って感じ
なんです。

ちなみに、
掲載順かはわかりませんが57話でついに、味方側に峰不二子も石川五右衛門も加わった状態で話が始まります!

中身はというと、
スタイリッシュだしアイデアに溢れています!
マンガ内で作者について触れるなどメタ的な描写もちょこちょこ
あります。
ヤクザが出てくるとこなどは、浮世離れしている現在のルパンより生活感がある気がしますね。

あと今作では、
ルパンのイケメンな少年期も描かれ、そこでは父親も出てきます。
もしもルパンが大学生だったら…的な大学編もあります。

ということで、
マンガ「ルパン三世」の原点を味わいたい人、ルパンというキャラの色々な面を知りたい人、
1977年連載開始の「新ルパン三世」を読む前には当然オススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
最終話「さらば愛しきルパン!」
父、そして祖父であり稀代の大怪盗アルセーヌ・ルパンも登場します。
敵対組織にルパン帝国はしてやられたものの、また新たな野望に燃えるのである的な一応終わりっぽくしましたって感じで可もなく不可もなしです。

新冒険のほうの最終話は「ルパン葬送曲」。
スタイリッシュなコマ割り。謎な展開。
クラシックコンサートにおびき出された3人がコンサート会場で、そして、その後も謎の指揮者らに襲われます。
その指揮者は銭形だったというのも意味がわかりませんが、最終的に3人はスペースシャトルの乗組員と入れ替わって地球を脱出しよう?としている、というところで物語は終わります。
良い終わり方だとは思いませんが印象的ではありました!(笑)


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ルパン三世」「ルパン三世 新冒険」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #ルパン三世 #ルパン三世新冒険 #モンキーパンチ

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