漫画「きまぐれオレンジ☆ロード」感想（完結作品を語る! #169）
｢きまぐれオレンジ☆ロード｣(まつもと泉)
連載期間 1984年～1987年（週刊少年ジャンプ）
昼でも夜でも、おはようございます！音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶（ネットカフェ）で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「きまぐれオレンジ☆ロード」は、1980年代のラブコメマンガで全18巻。累計発行部数2000万部の人気作ですね。
主に学校が舞台。超能力を使える中学生の少年・春日恭介が主人公。
そして、主人公が憧れる大人っぽい不良少女まどかと、主人公のことが好きなまどかの後輩で活発な感じのひかる。
この三人がメインキャラで三角関係なわけです。
作中で高校に進学するんですが、それにしたって
本当に中高生かよって描写が多く、時代を感じますが色恋は諸々超越して楽しませてくれます！
ちなみに、
好き好き言ってくるひかるも可愛いですが、思わせぶりなまどかのほうが私は好きです！
あなたはどちらでしょうか？(笑)
ところで、
絵も上手くはないし、描き込みも足りてないです。
超能力を使いまくらないのはとてもいいんですが…。
設定も中高生で考えると現実に即してないものが多々あります。大人が読んだらツッコミどころがありすぎなんです。
だけど！キャラの魅力が画力や設定を超えて心を揺らすんです！
例えば、
思春期の人間が、思春期に感じたことから創作をして、思春期に発信すると、そこには圧倒的な説得力があるわけです。
「思春期」は例えなので、別の年代・時でもいいんです。
何かが一つズレただけで輝きの大半は失われてしまうけど、奇跡みたいなバランスで成り立っている…。
「きまぐれオレンジ☆ロード」はそんな作品です！
今読むと、
まどかとも両想いなのはほぼ確実だし、ひかるのことを大して好きでもないんだから
ひかるの為にも「まどかのことが好きだ」とまどかとひかるにとっとと伝えるのがいいと思うし、私ならそうします！
ただ、
ひかるからも好かれてたいという、そんな主人公をなぜかまどかも好きという状態こそが、この作品の人気のワケな気がします！
80年代の明るい空気を感じたい人、ラブコメ漫画が好きな人、二人の女の子に間でドキドキしたい優柔不断な人にオススメです！
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「きまぐれオレンジ☆ロード」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’
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