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漫画「3×3 EYES」(サザンアイズ)感想(完結作品を語る! #218)

「3×3 EYES」(高田裕三)
連載期間 1987年~2002年(ヤングマガジン増刊海賊版→週刊ヤングマガジン)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「3×3 EYES」(サザンアイズ)は、
人間になりたいと願う三つ目の妖怪・三只眼吽迦羅のパイと、その妖怪によって不死身の无となった藤井八雲の物語。

人間になるため、そして、別の三只眼吽迦羅のシヴァを止めるために冒険をします。
舞台は、日本であったり中国であったり未知の場所であったり。

1980年代から90年代さらには2000年代まで続いた大長編です。
全40巻とかなり長い話を久しぶりにフルで、全話をマガポケという公式アプリで読みました。

80年代の作品は基本的に根っこに能天気さがあります。
日本全体が浮かれていたんでしょう。
そんな連載初期の感じ、個人的には心地よくて好きです。

内容的には、
主人公やその周りの人間は甘ちゃんが多いんです。
自分を殺そうとしてくる敵ですら救おうとするんです。救うんです。
でも、それにほだされて最終的に自分達を助けてくれたりします。
損得じゃないところに最高の答えがあるような感じで、これまた個人的に好き
なんですよね。
一言でいうと魔物達にも愛嬌があるんです!
とはいえ、多少グロさはあるのでそういうのが苦手な人は避けてください。

さて印象的な話は、
40巻ということを考えると前半のほうの「聖魔幻影」です。
シヴァの呪縛みたいなもので昏睡状態のパイを救う為に、その心の中に呪術師のハーンと共に入る話です。
そこにはまだ三只眼吽迦羅が沢山いた世界があり、子供のパイがいます。戦いもあり、人化の法も描かれます。

ちなみに、
後半はもっとキュッとまとめられたのでは?と思いました。
つまり、長いなーと感じながら読んでいたところもあります。

そして、終わり方。
まず先日読み終わったんですが、長い長い旅を終えたような心地です。
喜びだけじゃなく悲しみだけじゃなく色んな想いが胸の中に生まれたんですよねぇ。

とりあえず、ラストの展開はなかなか凄いです!
途中で亜空間の中を自分を島?にして三只眼を生かしていた无もいたし、それに近い?こととも言えます。
何にしてもウルトラCですけどね。
でも映画「インターステラー」の後半の超展開を信じられる私としては素晴らしいと感じました!

みんながいるから自分がいるし、自分がいるからみんながいる。
そんな感じです。

ということで、
3×3 EYES途中まで読んでたけど最後までは読んでない人、現代にはない80年代の能天気さを感じたい人、
なんだかんだモテモテの主人公の八雲気分を味わいたい人にもオススメ
です!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「3×3 EYES」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #3 ×3EYES #サザンアイズ #高田裕三

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