漫画「なれの果ての僕ら」感想（完結作品を語る! #24）

「なれの果ての僕ら」内海八重
連載期間　2020年～2021年（少年マガジンから、マガジンポケットへ）

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昼でも夜でも、おはようございます！
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶（ネットカフェ）で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
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「なれの果ての僕ら」は、2020年代のマンガです！
ついに、という感あります。

ネタバレ？あり的な感じで語っていきますので、ご了承ください。

途中で本誌からネットに移ったんですね。
暴力描写とかの関係ですかね？まぁ作者が描きたいものは存分に描いてほしいです、個人的に。
私は最初から最後までネット（マガジンポケット）で読みました！

まず内容はというと↓
小６の時の同級生との同窓会が企画され、高校生となった主人公のネズが彼女とともに行ってみると
そこではかつての親友による人の善性を試す実験が行われることになる…。
こんな感じです。

映画「SAW」などにも通じる話で、
かつての親友である みきおは単にクレイジーというわけではなく、
例えば、全員がお互いを信頼し実験を無事クリアしたとしても、それならそれを受け入れるタイプ。
実験自体もクリアするのが不可能ではないです。

ただ！
当然、高校生達ですから「冷静な判断力で！」とはなりづらいわけです。
さらに！
「マンガならでは」なんですが、
みきおは小学校の時からクラスメイトをよーく観察し、
クラスメイト同士の人間関係をこじれさせるような事をしています。
（現実では、そんな事は出来ない気がしますが）

その結果、けっこう人が死にます。
グロいのが苦手な人は読まないほうがいいです。
が、中高生とかが夢中になれる話だと思うので学生に読んでほしいところです！
色んな性格の人物が出てくるので、自分と重ねられたりもするかもですし！

私は軽い感じで読んでいたので、誰がどんな人物でどんな事したのか、けっこううろ覚えでした。
深く楽しみたいなら、その辺もメモったりしながら読むといいと思います。
共犯者の存在など、ミステリー要素も多いので。

ちなみに中盤で、ネズの置かれる立ち位置が変わります。
それはまるで「12人の優しい日本人」のように（名作です）。

最後まで読んでみて私は、みきおとネズに共感出来ました！
まぁ二人とも幼い部分があるので完全に、ではないですが…。
やっぱり、ちゃんと自分で考え、行動する人が好きです。

あと、最後に再び事件現場に生き残ったメンバーの大半が集まって、
ハッピーエンド的な感じになるんですが、ここもマンガだなぁと…。
想像にすぎませんが、何人もの人が死に、恨んだり傷つけあったりした者同士は２年経った程度では会って軽口は叩けないでしょう。
マンガとしてはこれでいいんですけどね！

最後に！
改めて考えてみて、それなりに楽しかったですし、
作品は作者のものだから、どう展開されて・どう終わらせてもいいんですけど、
人間とは？善とは？がわかるものではない気がします！
（現実とは無関係に、キャラは作者の思ったとおり行動するわけですからね）

パズル的に楽しむならイイと思います！
そして、このパズルを創った内海八重先生は流石でしょう！

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ここまで読んでくれてありがとうございました。
「なれの果ての僕ら」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

hiro’
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