見出し画像

「もの」と「こころ」を繋ぐもの

牡牛座の満月を迎えました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

本日は Minchiate Etruria さんとのリーディングです ☽✩

牡牛座が表現する物質世界と、蠍座に象徴される精神世界。
「もの」と「こころ」を「繋ぐもの」のことをずっと考えています。そしてそれは、きっとこれからをどう生きるのかということの、大きなヒントになりうるものだと思っています。

カードたちが紡ぎ出す物語から、何かしらメッセージを受け取っていただけたら嬉しいです ☽✩

『「もの」と「こころ」を繋ぐもの 』

満ちる月や欠けゆく月。
月が私たちに見せてくれる表情に合わせて色々なことを「観察」してみると、そこにある影にも自然と目が向く、ということなのかもしれません。

私たちが寄りかかっているシステムは、思っているより移ろいやすく、生活のいたるところにポコポコとその芽を出した「あたりまえ」は伸び放題になっている。そのことに私たちは「気付き始めた」のだなぁ、という、そんな意味での 10 of Cups なのだと思いました。

画像1

これまで築き上げてきた生活基盤や、それに伴って得られる精神的安定や充足感も「移ろいゆく」ものである、と。

そしてこの流れで、じりじりと自分の深いところに降りていくような「動き」が 7 of Pentacles のカードに映し出されているように思います。「もの」と「こころ」を「繋ぐもの」を観ようとすること、知ろうとすること。物質世界に埋まってしまった「たましい」を掘り起こすような作業、とでもいいましょうか。

画像2

肉体を持った私たちは、物質と精神の世界の間を「常に行ったり来たり」していて、どちらかに行ったきりでは、生きる術としてはとてもアンバランスなものになってしまう。だから、定期的に視点のキャリブレーションをして、「もの」と「こころ」を「繋ぐもの」を精神世界で「観て」物質世界で「体験」していこう、そんなことを言っているのだと思うのです。

これまで物質世界での充実のために、身体中にまとわりつけてきたもの(大概は「過去」がもたらしがちなこと)を、順々に取り除いていき、その度に自分を「観て(観察して)」いって、これ以上は「自分」しかいないという所、そこが「たましい」の居場所なのだと思います。

どこまでも、いつまでも、誰とでも、繋がっているもの。

たとえば、小説や音楽、写真や映像や絵画など、「生身の人間が社会や時代に刻み付ける足跡」が時空を超えて「こころ」を繋いでゆくのは、そこに「たましい」が水のように浸透し、広がった先でまた新たなエネルギーを生んでいくからだと思うのです。そうして表現されたものには人をちょっと笑顔にしたり、感動させたり、勇気付けたり、活力を与えたりする、圧倒的な「〇〇」が内包されている。

そうした自らの人生の「表現者」として再び「他」と接するとき、「繋ぐもの」がきっと思いもよらない方法で「豊かさ」をあなたの中心にまで届けるのだと思います。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
皆さまにとってよりよき満月時間になりますように ☽✩

10 of Cups
7 of Pentacles
Knight of Pentacles (R)

Psyche
Nothing

Minchiate Etruria Tarot
Supra Oracle

この記事が参加している募集