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おじいさまと一緒

毎週土曜日は、大好きなおじいさまのお家で同じ年のこれまた大好きないとこと遊べる日。

何より嬉しいのは、おじいさまと一緒に料理を作れる事だ。

家では、キッチンには入る事を禁じられているアスカにとって、それはそれは幸せな事がなのである。

料理を作るといっても、簡単なお手伝いをするだけなのだがアスカにとっては楽しい時間なのだ。

一方、いとこであるカスミは料理を作る事には一切興味はなく、おばあさまと庭でお花を植えたり、草むしりをしたりと庭仕事を楽しんでいる。

「おーい。そろそろ、オヤツにしないか」

おじいさまが声をかけると、カスミは待ってましたとばかりにキッチンに入ってくる。

「私も何か手伝おうか?」と言いながら今日のオヤツは何か?と目を輝かせている。

「カスミ、今日はおじいさま特製のカスタードプリンよ。

私、カラメルの作り方を教わってやってみたの」

「うへっ。カラメル重要なのに大丈夫?

アスカが作って‥」

「なぁに…

ワシがちゃんと味見をしたからカスミも食べて大丈夫だぞ。」

「ちょっと‥二人とも失礼よ!」

アスカは怒りながら冷蔵庫から冷やしたプリンを取り出している。

「まぁまぁ。

アスカ頑張ったのね。

すごく美味しそうだわ」

甘いものに目がないおばあさまは、にこにこしながらプリンを見つめている。

さぁ、楽しい時間の始まりだ。

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