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初めましてとストーン・マウス。

好きなこと、考えてることなんかを持ち寄ってワイワイするのが好きです。
聞き役キャラなんだけど、自分でもちょっと書いてみよう、みんなの話も色々読みたいと思ってnote始めました。

今日は、読んだ童話のことを書きます。

好きなミュージシャンの曲の元ネタということで知った「石のねずみ ストーン・マウス」という童話です。


海辺に暮らすマリアおばさんに命を与えられた石のねずみと、親戚の子ども達が出会うお話です。兄のテッドと妹のエリー。

ストーンマウスは、ただの石に戻りそうになったり、ねずみとしての意識を取り戻したりしながら、この兄妹を助けます。
何か魔法を弱める物質がある等ではなく、「石として扱われると石に戻りそうになる」し、生き物として扱われると「ねずみになっていく」。
周りの人にどう扱われるかは、その人を形成するのに大きく影響するということを、改めて考えました。


機嫌の悪いテッドに、さんざんな目に合わされるストーンマウス。

土に埋められた後しばらくして掘り返したテッドに言った第一声は、なんと、「ありがとう!」です。
責めないんだ、ととてもびっくりしました。

そして一息ついてから言ったのは
とても怖かった、という言葉。
自分の感じた気持ちを開示しただけ。
その言葉がきっかけで、テッドも自分の思いを話し始めて、解決に進むんです。

なんていうか、無理をしてる感じじゃないんです。
自分の気持ちを押し殺して、無理に良い人ぶって責めるのを我慢してるって感じじゃない。
もっと自然に、許してる感じ。

自分で自分の気持ちって、この本のテッドみたいに、あえて蓋をしてしまうこともありますよね。
蓋の下で自分でも気が付かない内に形を変えてしまって、もう自分では制御できない状態になったりもします。
そんな時に、責めずに話を聞いてくれる存在のありがたさ。

マリアおばさんが石にねずみの命を吹き込み、ストーンマウスがエリーとテッドを助ける。そういう正の循環を作り出せることに憧れます。

今日はこんなところです。
これから、子育て、読書、ピアノ、その他色々考えたことなんかを書いていければなぁと思ってますのでよろしくお願いします。

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