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建築学生の就活アドバイス(意匠系、ゼネコン・組織)

こんにちは、あさぎです。

今回は 自分の経験から就活について思ったこと、アドバイスなどを書きます。

私は修士卒なので、修士1年の初め頃(5月くらい)から動き出し、翌年春頃まで動いていました。最終的には、第一希望だった組織設計事務所に内定をいただきました。

意匠設計志望だったので、ゼネコン、組織設計事務所をメインに就職活動を行いました。今回はその経験をベースに書いています。

就活って教科書も正解もないし、残念ながら待ってくれないので油断するとすぐ置いていかれます。怖い。

就活を通じて初めて学んだことや体感、私がやっていて良かった!と思ったこと、使っていた道具などをまとめて書いたので、参考になれば幸いです。

就活中、実際に私が使っていた作品ボードや資料等も残しておきます。

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はじめにやること


スケジュールを把握する

ゼネコン、組織設計などの会社を相手にした就活の場合、大きなイベントは主に以下の通りです。


【 主なイベント ※開催の有無やタイミングは大学、会社による 】

(事前に 夏インターンの選抜あり)

① 夏のインターン(夏休み)

② 大学向け説明会など

(事前に 冬インターンの選抜あり)

③ 冬のインターン(冬休み)

④ 書類審査、面接、本試験など(SPI含む)


これが各会社あるので、あっという間にスケジュール帳が埋まります。

常に1、2ヶ月先のスケジュールを把握しておかないと提出や準備が間に合わなくなります。何度もチャンスを逃した人を見ました。

HPはこまめにチェックし、締切を把握しよう。マジで見逃す。

慌てずにすむように、会社の下調べや、時間のかかるサマリ(作品ボード)・ポートフォリオ、即日設計の練習などは早めに(前期~)始めるのが良いと思います。


OB・OGの方に連絡する

行きたい会社が決まったら、まず最初に研究室や大学のOB・OGの方、リクルーターさんと連絡を取るのが必須。

情報を得るものが就活を制す。これは本当に、身に沁みて思った。


会社の説明会やインターンのスケジュール、エントリーシートや面接対策、試験へのアドバイスなど、就活ではとにかくお世話になります。

会うときは必ず自分の作品について話せるもの(作品ボードやポートフォリオ)を持参すること!使わないことはほぼない。会えるチャンスは絶対逃すな。


そして「その会社に自分が合うかどうか」は、会社の中にいる人と会って判断するのが一番精度が高いです。

話してみて、ここで働きたい!と思える会社が一番だし、大体の場合はそういう会社のほうが自分の作品を気に入ってくれます。

ただ、相手は社会人です。「時間を奪っている」という自覚を持って、くれぐれも失礼のないように気をつけて連絡しましょう。


プレゼンテーションの道具


まず持ってない人はA3クリアファイル(しっかりしたやつ)と、A3クリアファイルが入るバッグを買おう!!

ちなみに私が愛用していたバッグはこちら。丈夫で、スーツで持ってても違和感ないデザインがおすすめです。


サマリ(A3作品ボード)

なによりも早めに作りましょう。具体的には5〜6月くらい。
完成したものはクリアファイルに入れて常に数枚持ち歩き、色んな人に見せてアドバイスを貰いましょう。

大抵の場合(組織設計事務所とか)、推薦者を決めるときや最初の書類審査を行うとき、応募者のサマリを一気に並べて判断することが多いようです。

並べられたとき、自分の個性が見えるボードに仕上げることが大事。

目を惹く色味やパース、模型写真に加えて作品を貫く設計理念など、自分の強みを全面に出しましょう。埋もれたら勿体ない。

私が作ったサマリはこんな感じ!

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