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「月が照らしたのは家族の時間」究極の感覚ボードゲーム

『あんたはだんだん面倒くさくなって適当になるから負けるんだって!』

姉が私に言った。全員が納得して笑った。
ちょっと悔しいけど図星だから何も言えず「ふ〜、やっと終わったぁ」と勝負が決まるまでソファでダラっとして勝負を観戦する。

『お父さんすごー!さすが手先の器用さで全国1位になった男!最強やん!』

ターンのたびに、みんなにそう言われてニコニコと嬉しそうにガッツポーズをするお父さん。

ボードゲームは人の性格やクセがモロに出る。だから面白くて好きだ。

キャッチ・ザ・ムーン

このボードゲームはお姉ちゃんが買ってきた。
月と雲と星が好きな私は一目で惹かれ飛びついて参加した。
2〜6人用なので、家族5人+姉の旦那さんと集まった時に必ず行う恒例ボードゲームになっている。

このキャッチ・ザ・ムーンというボードゲームは、サイコロの目に書いてある指示に従い積み上げたハシゴにまたハシゴをかけるゲームだ。

「1番上にあるハシゴより高く積み上げる」
「2本しか触れてはいけない」
「地面に着いたら負け」

などを守り、絶妙なバランス力とハシゴをかける時の引っ掛かりの丈夫さの感覚、積み上げられたハシゴたちのバランスを把握してハシゴをかけていく。

指示に従えなかったり積み上げたハシゴが崩れたら、負けた証の月の涙をもらうことになる。

キャッチ・ザ・ムーンでは、いつも頭脳ではピカイチのお姉ちゃんと旦那さんの負けてしまう姿を見れたり、情報に疎くてあまり遊びに入れないお母さんが楽しそうだったり、お父さんが全員に沢山褒められていたり、妹はいつも通り私にイタズラされて邪魔されて負けたりする。



幼い頃は任天堂64、Wii-fitで遊んだ。

でも家族全員でテレビの前に集まるのは買ってきたその日だけ。そしてゲームに興味のないお母さんはすぐに台所に戻ってしまう。ひとりふたりとその場からいなくなるのが悲しかった。

それでも、休日にお父さんとボンバーマンをしたり、妹やお姉ちゃんとポケモンのミニゲームをした。一人でマリオやカービィにハマった。

ゲームは″家族全員″で出来ない。

そういう印象が根付いていた。
だから、ボードゲームの時にみんなが笑顔で積極的に机を囲む姿は、密かに嬉しい。


家族全員が楽しめる事って何があるだろう?

思いつくのは人生ゲーム、トランプ、オセロ。
昔からボードゲームは家族みんなで楽しめていたコンテンツだったなぁ。

最初は楽しそう!で飛びついたゲームも
今は″家族みんなで楽しめるから″やっている。

おそらく家族全員そう思ってボードゲームをしているんじゃないかな。

キャッチ・ザ・ムーンは、家族の時間を照らしてくれる私の思い出のボードゲームです。

ゴールデンウィーク、素敵な家族の時間を過ごせますように。



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