全てを
空腹と
寒さのせいにして

やり過ごす

私は酷い人間なのだろうか

やっとたどり着いた安息の地で
一人の人間として
性別に関係なく
愛されること
愛することを
やっと許せたのだが

私の中の黒い部分が
せり上がり
喉元まで

出してしまえば楽なのか
ぐっと飲み込んだら楽なのか

それは
空腹と
寒さのせいだ

ことある事に
頭の中に出てくる

期待と
希望と
絶望と
諦め

突然に
バタンとやってくる

シャッターを閉めるような

大丈夫になったはずなのにな

こういう日は
遠くに行ってしまったあの人に

呼ばれている気がする

まだそちらには
いけないのだけれど

「調子にのってはいけないよ」

そうかそうか
そうだった

いつでも変わらず
居れるための

これは
いわば
練習
修行
なのだろう

乱されない
振り回されない

柳のような心のために

今だけを見て

空腹も
寒さも

自己責任ですよ

自分の足で
しっかり
立つのです

1センチでも
1ミリでも

とにかく

進む
進む

進んだ先が孤独でも

後悔しないように

今を見て

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