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どうせゲスなら踊りたい

(私のテンションが)ようやく落ち着いてきたので、ゲスの極み乙女 ツアー 2024「ナイトクラビング」参戦記録をつけていこうと思います。(なのでネタバレを含みます)

私とゲスの極み乙女の馴れ初めは以前紹介したので割愛して早速本編へ参りましょう。


ちなみにセットリストはこんな感じ。
私の記憶は信用ならないので間違っていたら、許せ。

星降る夜に花束を
サカナの心
サイデンティティ
パラレルスペック
Funky Night
ホワイトワルツ
DARUMASAN
餅ガール
ドレスを脱げ
アソビ
シアラ
晩春
ハツミ
ユレルカレル
スレッドダンス
crying march
キラーボール
もう切ないとは言わせない

〜アンコール〜
※物販紹介
ゴーストディスコ
jajaumasan
Song3

「ナイトクラビング」大阪会場  セットリスト

歌詞ミスという大事故

まーーーーーーじでびっくりした。

事故が起きたのはスレッドダンス。しかも歌い出し。
本来なら「そう、寝静まった都会で……」と歌うところを、「今日も何千万の誰が……」と入ってしまったのだ。
まあ、歌詞を間違えるくらいは誰でもあるだろう。私も見たことがある。
だが、それで曲が止まったところは初めて見た。

絵音
「ごめん、もっかいやらして……笑」
「ここで間違えるのは初めてだわ」

いこか様にドラムでドンドンと煽られ、観客に「がんばれ〜」と応援される35歳。バンド歴10年超。
普段のバンドマンらしさは何処へやら、ステージ上をうろうろしながら恥ずかしそうに「スレッドダンスやっていいですか……」と言う川谷絵音は、それはそれはかわいくて仕方がなかったのでした。

ごめん、自我が出ちゃった。抑えます。


かっこよすぎるアドリブたち

ゲスといえばアドリブと無茶ぶり。
「課長のすごすぎるソロ聞きたくないですか〜?」から始まるいつものソロ3連打、聞き飽きた(※絵音談)幻想即興曲に「大阪っぽいの聞きたいな〜」と文字通り即興演奏を求める絵音とちゃんMARIのかけ合い……。
超絶技巧の持ち主たちが集まったゲスの極み乙女だからこそできるやり取りは、ライブの醍醐味といえる。

そのほかにもライブならではの演出がたくさんあった。

まず、餅ガールの餅投げが復活していた。
残念ながら私は端っこの方にいたので取れなかったが、その分餅を投げるメンバーがよく見えた。最前列に餅を投げようとするものの力が弱すぎて通路に落っことしそうになっていた川谷絵音とか。俺、絵音しか見てねえな……。

それから新作アルバム収録より晩春。
演奏前の繋ぎとして、絵音とちゃんMARIといこか様の3人で「なんちゃって」を輪唱のごとく言いまくる部分が追加されていた。
言い方もそれぞれ「なーんちゃって」「なんちゃってー」「なぁんちゃって♡」「な〜んちゃって〜」などなど三者三様千差万別。これがまたかわいい。

面白かったものでいうとDARUMASAN。
曲終了後、いこか様が「だるまさん♡」とピンスポ&エコー付きで言ってくれる。ここまでは予想通り(嘘)。
すると直後、今度はちゃんMARIがドヤ顔で「だるまさん!!!」。まさか……? と思っていると次は課長が「だるまさぁん……」。これは!?

絵音「餅ガールさぁん」

なんでよ。いや嬉しいけど。むちゃくちゃ笑ったけど。
こんな真面目なおふざけもゲスの極み乙女の最高なところなのでした。


いつものプロポーズみたいな

ゲスの極み乙女。10周年ライブ「解体」に行った人はピンと来るかもしれない。
この時、ゲスは減っていくタイマーをバックにほぼ1時間半ノンストップで演奏し続け、暗転後に絵音が「ゲスの極み乙女。は解体しまーす」とだけ言う、ファンにとっては恐怖の演出をした(まじで怖かった)。

※注釈
このときゲスはかなり活動ペースが落ちていた。特にCDはほぼ出さなくなっていて、シングルリリースなども皆無に近かった。活動頻度が上がるindigo la Endや新たに結成されたジェニーハイなどを横目に、ゲスファンはずっと複雑な思いを抱えていた。「解散」ないしは「活動停止」の文字は常に頭にあったのだ。

この後のアンコールで、絵音は「解散はしない」「終わりが来ないという意味でバンド名の句点を取る」と宣言。
そして「メンバーも1番大好きな曲」「これは僕からメンバーへの、ゲスの極み乙女からみんなへの、僕からみんなへの想いでもある」と言って演奏したのがかの有名なもう切ないとは言わせないである。

つまり!
「もう切ないとは言わせない」というのは!
ゲスからの公式ラブレター!

超えてプロポーズ!!!!!

っていう私の見解です(無理がある)。

今回ももちろん演奏された。
ゲスのMCは少ないのだろうか?  がっつり喋るのは①ラスト3曲くらいになってから、②ラスト前、③アンコール(物販紹介含む)、の3ヶ所ほど。
それしかないのに話すことがだいたい「あんまりフェスとか出られないけど来年また帰ってくるからね」「これからもよろしくね」。そこからの「もう切ないとは言わせない」。やっぱプロポーズじゃねえか。
気分は遠距離恋愛。じゃなきゃ単身赴任のお見送り。

ちなみに今回は4年ぶりのフルアルバムリリース&久々の全国ツアー(大阪に来るのもワンマンでは1年以上ぶり)だった。

絵音
「昔はもっと勢いで曲作ってたりして、それが恥ずかしかったりするけど、でも今日とか昔の曲やってすごく楽しい」
「昔のゲスの極み乙女。も良いし、未来のゲスの極み乙女も良いって思ってもらえるように」
「僕たちのペースで頑張っていきますので」
「末永くよろしくお願いします」

「と言いながら昔の曲ばっかりやってるけど笑」

コノヤロウ

あー、また1年後か……。

もう切ないとは言わせない
そのうち一緒になろうよ

ゲスの極み乙女。「もう切ないとは言わせない」

まとめ

やや煩雑な話になってしまったが、これが今回のツアーの概要(?)になる。
本当はもっと書きたいことがいっぱいあって、ソロ中にマイクに頭をぶつけちゃうちゃんMARIとか、課長の投げキッスとか、マイクぶんぶんするいこか様とかあるんですけど、それは気が向いたらlogの方にぶん投げます。

4年もアルバム出なきゃ、1年以上も顔を見なきゃ、そりゃこっちも寂しくなるし違うバンドに首突っ込んでみたくもなる。「あんなこと言ってたけどやっぱり活動停止するんじゃない?」とか不安にもなる。

けどライブ中のゲスは何よりも楽しそうなのだ。
いつだってニコニコで、ノリノリで、キメッキメなのだ。

そんな姿を見ていると、まあ、待つのもやぶさかでないな、みたいな気になってしまう。
君たちが楽しいのが1番だよね。君たちが続けてくれると約束したなら、私たちは喜んでいつまでも待つよ。

でもね。

いくらテンションが上がったからと言って、配信リリースから1ヶ月半(しかもディスクリリースからはたったの1週間)しか経っていない新曲で、「大阪いけるかー!?」ってマイク向けるのはやめてください。
いけないから。わかんないから。踊れるけど歌えないから。

……いやごめん。実は昔の曲も、ちょっとだけ忘れてたんだ。コールとか合いの手とか手の振りとかさ。ほら、なかなかライブないから……。
来年は全部完璧にしてくるから許して。
だから来年もツアーしてくれ。よろしく。



コポゥ!
おしまい。


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