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56「詩」星を見る

最初に大きな爆発が起こりました
そこから原子が生まれ星が生まれました
星が生まれたその屑から人が生まれました
だから人は星の欠片なのです

今こうしている間に
空のずっと高いところには宇宙が
確かにある
何百光年離れた星から
長い時を隔てたこの手のひらに
ちゃんと光が届く

何千億という奇跡が重なわなければ
宇宙が誕生してから人は生まれていない
ひとりひとりが偶然の奇跡の重なりで出来ている

こうしている間に
どこかで人が人の命を奪っている

それでも
いつかみんなが仲良く出来る日はつくれる
と思う

何百光年離れた光が
ちゃんと自分の手のひらに届くように
その日はつくれる


目に見えない光を放ち
光を共に出来る
人は星の欠片として生まれてきたのです

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